【鬼滅の刃】鬼殺し (ページ6)

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鬼という存在ページ6

｢遅くなっちまったなぁ｣
｢うん、でも全部売れてよかった｣

おかげで街で炭は全て売りつくすことができた
辺りは既に薄暗い

｢こら、炭治郎！お前山に帰るつもりか、危ないからやめろ｣

街外れに住んでいる三郎おじさんが兄さんに声をかけた

｢あぁ、俺は鼻が効くから平気だが、｣

｢炭治郎もAもだ。うちに泊めてやる。来い、戻れ｣

｢私なら大丈夫。早く帰らないと、皆が待ってる｣

ただでさえ遅くなってしまったから皆心配しているだろう

｢いいから来い｣

鬼が出るぞ

その後三郎おじさんの家で料理を頂いた

｢なぁ三郎爺さん、鬼ってどんなだ？｣

｢昔から人喰い鬼は日が暮れるとうろつき出す。だから夜は歩き回るもんじゃねぇ。食ったら寝ろ、明日早起きして帰りゃあいい｣

｢鬼は、家の中には入ってこないのか？｣

｢いや、入ってくる｣

｢じゃあ、皆鬼に食われちまう｣

｢だから鬼狩り様が鬼を切ってくれるのだ昔から。明かり消すぞ、もう寝ろ｣

兄さんは鬼の存在を信じていない様だった
当たり前だろう、なんとも現実味のない話だ
だからそんな物の存在、兄さんが信じる必要はない

知る必要も、ない