【鬼滅の刃】鬼殺し (ページ5)

今日:4 hit、昨日:0 hit、合計:7,138 hit

街ページ5

Aside

｢まぁ、炭治郎ちゃんにAちゃんこんな日に山を降りてきたのかい？よく働くねぇ、風邪引くよ｣

｢俺は平気だ。Aには来るなと言ったんだが｣

兄さんはそう言って私の頭に手を置いた
いつまでたっても私を子供扱いするのだ

｢ありがとう、気を付けるよ。そんな事より炭はどう？まだ足りてる？｣

｢おーい、炭治郎にAちゃん！炭を売ってくれ。この間障子張り替えてくれてありがとな｣

｢こっちも、炭頂戴！｣

兄さんは人が良いから街にはひいきにしてくれる人が多い

｢あぁ、炭治郎！ちょうど良かった、皿を割った犯人にされてんだよ俺、助けてくれよ｣

突然店から若い男が飛び出てきた
名前は、、、分からないが
兄さんに嗅いでくれと割れた皿を差し出す

｢猫の匂いがする｣

犬顔負けの兄さんの嗅覚は無くし物をした時にも重宝する優れものだ

｢ほらぁ！｣

｢あらぁ、猫なの？それにしてもAちゃん、また一段と綺麗になったねぇ｣

｢禰豆子ちゃんとAちゃんは街でも評判の美人姉妹だからねぇ｣

こんな目をしてる私のことをこの街の人達は綺麗だと言ってくれる
敬遠しないでいてくれる

俺の話聞いてる!?と叫んでいる濡れ衣を着せられていた悲惨な彼は、まぁ、放っておいてもいいだろう

｢ありがとう｣

この街の人たちが、私は大好きだ