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「恋と愛はごちゃ混ぜにしちゃ、いけねーよ？」
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口は笑っているはずなのに、俺を射抜く瞳が氷みたいに冷たい。
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「してない、よ」
「嘘つけ。お前のそれは『好き』じゃない」
「違う、」
「分かってねえなあ」
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ぐ、と肩を掴まれそのまま強くベッドに沈められる。
スプリングが鳴って、薄暗い視界に薄汚れた天井と愛しいあなただけが映る。
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「オトコノコの恋愛なんてさ、所詮、キモチイイコトでしょ？」
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感情を見透かすのを許さない目。
唇だけの笑みに背筋が強張る。
見つめ合っても、どこまでも本心を隠されてしまって何も言えない。
滑らかな頬に手を伸ばそうとしたけど、
指先が微かに震えただけで腕を持ち上げることすらできなかった。
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「ちがう、よ」
「――お前もそろそろ、限界なんじゃねえの」
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ぐ、と肩にかかる力が強くなる。
変わらない表情に不安になって、
この類の悪い予感は大概的中してしまうことを思い出す。
どれだけ傷つけられても構わない。
構わないから、
せめて激情も侮辱でも、何もかも晒してぶつけてほしい。
……そんな風に思うのは、自分勝手だろうか。
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「なに、が」
「別に俺に無理して付き合う必要はない」
「……、」
「結局、フツーが一番なんだよ」
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自嘲気味の吐息が降ってくる。
俺は一度だって無理なんかしたことはないし、
あなたと一緒にいることを義務だと感じたこともない。
どうして、――どうしてそれなのにそんな残酷なことを口にするのだろう。
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lemon lemon u - BLサイッコー♪───Ｏ（≧∇≦）Ｏ────♪ (2022年6月1日 21時) (
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作者名：*義経櫻* | 作成日時：2018年2月19日 18時
