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「あー煙草吸いてえな」
「……あなた、未成年でしょ」
「だったらなんだよ」
「……」
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ふたり分の汗を吸ってほんのりしっとりした白いシーツから除く華奢な肩先。
赤い唇をアンニュイに歪めたあなたを、隣から諫める。
あなたの眼差しはいつだって色気に満ちていて、
こうしてことが終わった後でさえよからぬことを考えてしまいそうになる。
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「だめなもんは、だめだよ」
「お前は真面目だよな」
「翔さんが、不真面目すぎるだけでしょ」
「俺ほんとはいい子じゃねーもん(笑)。
……ま、お前のそのくそ真面目なとこ、俺は結構好きだけど」
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俺が照れつつ喜ぶことを知っていて、こういうことをわざと言う。
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枕に差し出した腕を、少し曲げて引き寄せようとすると、
当然のようにさらりとかわして半身を起こす。
ベッドの下に乱雑に落とされた制服のズボンのポケットをあさって、
潰れた煙草の箱と安っぽいライターを取り出した。
普段は周りに几帳面みたいな顔しか見せないけど、
隠したがさつさを惜しげもなく俺の前では見せる。
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「ちょっと……」
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真っ白で美しいラインの背中を晒して、
さして美味くもなさそうに煙を吐き出す。
鼻を刺激する癖ある匂いに眉を顰めて、
俺は綺麗な指先に挟まれた煙草を取り上げる。
ベッドサイドにあった灰皿にそれを押し付けると、不満そうな声を上げる。
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「邪魔すんなよ」
「体に悪いから、だめだよ」
「お前ってほんと俺のこと好きだよな(笑)」
目を細めてくつくつ笑う。
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「……うん」
「なあ」
顎に指先を添えられる。
色んな意味で、くすぐったい。
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「口寂しいんだけど？」
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唇の右端だけくっと持ち上げて俺を誘う。
それ以上先は、言葉にするのは野暮ってもんだ。
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lemon lemon u - BLサイッコー♪───Ｏ（≧∇≦）Ｏ────♪ (2022年6月1日 21時) (
レス) @page12 id: d7aa5d95aa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：*義経櫻* | 作成日時：2018年2月19日 18時
