僕は、大丈夫だよ？ (ページ50)

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タクシーで家まで戻ると、警察の方がいっぱいいた。

僕は直接はにいにの倒れる瞬間を目撃してないが、門からでてくる黒い人影を見たと伝えると

一応、事件性を考えて調査をしてくださるとの事だった。

でも僕から伝えられることはほとんどなく、にいには目を覚ましてから事情聴取されるみたい。

......

「えっ、、窓ガラスが割れていた...？」

警察「はい、、そちらの庭を抜けた先にリビングに繋がる窓ガラスがありますよね？

ちょうど鍵のある部分が壊されていました。

近くには大きめの石が落ちていたこととラウールさんの証言などから、家の中に人が侵入しようとした可能性があります。

隣人の方からも窓ガラスが割れた音やそのすぐ後に男性の叫び声が聞こえてきたと証言されています。

お兄さんが犯人と鉢合わせして危害を加えられた可能性が高いと今のところ思われています。

何か犯人について心当たりなどはありますか？」

ラウール「心当たりといえば...」

僕は昨日、起こったことを話した。

盗撮され後をつけられたこと、、帰宅時に兄もその人と遭遇していたこと。

庭先にその人がいたかもしれないこと、、

すべてを話した。

同時に、、とても気分が悪くなってきた...

.....

ピンポーンｯ

「は〜い。

ようきたなぁ、、まぁ上がりぃやぁ」

ラウ「ごめんね、、こんな時間に。

お邪魔しまぁす。」

聞きなれた関西弁で暖かく迎えてくれたのは

メンバーの康二くん...。

調査は夜通し続くようで、ホテルを用意していただけるとも言われたが1人になるのは怖くて

にいにの入院するための準備と自分の貴重品を持って家をでた。

行く宛てもないまま家をでたが、

すでに日付は変わってて、

一か八かで着信履歴の1番上にあった康二くんに電話してみた...

なんコールかすると、電話に出てくれて

今にいたる。

向井「なんか久しぶりやなぁ、家に来てくれるの。」

ラウ「たしかにぃ！

去年あたりはしょっちゅう泊まりに来てたのにねぇ、、」

向井「俺、ラウから嫌われたんかと思ったわ(笑)」

ラウ「ﾊﾊｯそんなわけないじゃん！」

いつものように談笑する