僕は、大丈夫だよ？ (ページ45)

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翌朝

僕は今までよりちょっと早い時間に起きて

朝食を食べて

昼食のお弁当つくって

洗濯物を干して

「いってきまぁす」

家をでた。

まだにいには起きてないみたい。

さすがに、昨日の女の人はいなかった

大丈夫。

そう自分に言い聞かせて、

学校へ向かった

────

「おはよ〜」

教室に入ると

イツメンはみんな揃ってて

友達A.B.C「おはよ〜」

と返してくれる。

友達A「んっ？ラウ、どうしたのそれ」

いつも通り優しくのんびりとした口調で質問され、

なにが？

とAの目線の先を辿って見ると

あっ、昨日の包帯、、

ラウ「んっとね、、お皿割っちゃって怪我しちゃったの」

友達B「えっ大丈夫かよ、、病院は行ったの？」

ラウ「大丈夫だよ。別に大したことないし、昨日夜も遅かったしさ(笑)」

友達C「皿割ったって、、ラウは料理とかすんの？」

ラウ「うちのママとパパ、数日前からお仕事で海外に行っちゃって、しばらく帰ってこないし、にいにもお仕事が忙しくて帰ってくるの遅いから俺が料理してんの。」

友達A「え〜、ラウ1人で大丈夫なの？」

友達B「なんか困ったことあったらLINEして来いよ。」

友達C「...」

「ﾍﾍｯありがとう。でも僕、子どもじゃないから大丈夫だよw」

友達A「も〜見え張っちゃって！本当は寂しいでしょ。いつでも電話してきていいからねぇ！」

「ん〜そんなにAが言うなら、仕方なく電話するかも〜」

友達A「え〜なにそれ、俺がかまちょみたいじゃんかぁ(笑)」

他愛もない話のようで、

でもその会話のどこかには温もりがあって

心から安心できた。