元・キセキの世代エース 【黒バス】【男主】

第7Q ページ9

あの後電車を降りて練習試合の相手校の誠凛高校へと向かった。


新設校、だっけ？
いや、新設校じゃないと逆に驚く。


貴「すっげー綺麗……」


こっち(海常)もちょっとは…
いや、こんなにするとか逆に違和感か。
俺がこんな事を考えていると隣にいたはずの黄瀬はいつの間にか居なくなっていた。


貴「(あんにゃろ…)」


自分が(一応人気の)モデルだってこと自覚してんのかよ。
いや、彼奴の場合自覚しててアレか。
手遅れか。


もう体育館居んのかな…
取り敢えず他校生だし許可取ってくるか。
駄目って言われてももう体育館居るんだろうけど。



快くOKして貰った。
ついでに体育館まで案内して貰った。
迷いそうだったから助かった。


お礼を一言言って空いている体育館のドアから中を覗くと、
黄瀬が誰か(誠凛バスケ部の誰かだと思う)と1on1をやっていた。


さっすがにシバいても良いかな……
笠松先輩みたいに上手くはできないかもしれないけど。


黄「…ゲッ……」
貴「おい黄瀬、お前迷惑掛けないっつったよなぁ？」
黄「違うんスよ！銀城クン」
貴「問答無用」


そう言って入り口付近にあったバスケットボールを黄瀬に向けて投げた。


黄「いったぁ！？ちょっ、俺の顔が傷付いたらどうするんスか！」


キャンキャンうるせぇな…
今すぐ殴りたい。
モデルなんて続けられないくらい殴り倒したい。


貴「ご迷惑をおかけしました。練習試合ではよろしくお願いします」


そう言って黄瀬のことは無視して校門を出た。
いや、出ようとした。


やっぱり黄瀬引っ張って来るんだった……
クソッ

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