失敗作な少女は、太宰さんの妹 (ページ3)

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作ページ3

あぁほらまた擦りむいた。これで何度、何回目？

ねぇほら隠したってじんわり浮き出る

「トラウマ……」

太宰「ねぇ、お父さん」

父親「どうした？」

太宰「なんでこの部屋は使用人とかも掃除しないの？」

父親「あぁ、此処はな危ないから誰も近づいちゃダメなんだよ」

太宰「ふぅん」

あぁほらまた飲み込んだ、澄まし顔がお上手だよね？

父親「いつまでそこにいるんだ。早く此処から出て行け！」

母親「いっつもニコニコして気持ち悪いのよ」

もうほら何言われたって

使用人「化け物だわ、A様は」

使用人「そうね」

嘲られ

使用人「この家を呪わないでくださいよ」

ﾄﾞｶﾞｯﾄﾞｶｯ

沢山痣だらけ

「何処にも行けないのに。此処にもきっと位場所なんてない」

閉塞感にユラユラ

「お兄ちゃんはわたしよりもきっと優秀なんだろうな」

劣等感にクラクラ

「ｯ……ﾊﾊ」

息詰まって喉がカラカラなの

「わたしって失敗作だって、いらない子だって……」

「ねぇ、お父さんわたしテストで95点取れたよ？凄いでしょ？」

父親「何故100点が取れないんだ、治は100点をとって帰ってきたぞ！」

何やったて駄目で無駄みたいだ。

「あれ？わたしって何の為に生まれてきたの？」

生まれてきた意味が欲しくてもっともっと自然に笑えばいいのかな………？