この世で一番尊いものとは？ (ページ3)

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私はレモンを探しに行こうとしたのに…

ルッチ｢そこの君。もう試験が始まるというのにどうした？｣

｢え？？あ〜…えっと…｣

ルッチ｢試験を受ける気がないのなら帰りたまえ｣

｢…いえ、受けます｣

ごめん…レモン…！

ルッチ先生の迫力が凄すぎて…

とは言うものの、席が空いてない

空いている席を探していると

？｢ここ、空いてるぞ｣

そう言って声をかけてくれたイケメンくん

｢ありがとう｣

素直にそこに座らせてもらう

よく見るとこのイケメンくん、アザが2本ある…

相当な魔力量なんだろうな…

今まで私の周りに二線魔導師はいなかったけど、この学校だと二線魔導師なんて居て当たり前だよね

そう考えるとこの先が思いやられるな

｢はぁ…｣

そう思いながら試験が始まり、私は解答用紙に目を移した

試験は想像よりも簡単だった。

筆記は問題自体は簡単で、動く文字を整列させることが出来れば問題ない

他にも岩を浮かせたり、水の上を走ったり…

もっとひねくれた引っ掛け問題などが出されると思ってたけど

意外とレベルが高すぎる問題はないみたい…

魔法書をしっかり読んで頭に叩き込めば溶けるような試験が多くてよかった…

隣の二本魔導師くんはもちろんスラスラと試験を突破していた

さすがだな…

｢…レモンに会えてないな｣

やっぱりレモンは試験に遅れてしまったのだろうか…どうしよう

ルッチ｢次の試験はこれだ！！｣

そう言って地面から壁が現れた

制限時間30分の中、様々な、罠が仕掛けてある迷路を解くものらしい

なんだか今までの試験よりレベル高そうじゃない！？

スタートの合図でみんな進み出した

とりあえず私も行かないと…！！