ラナンキュラス5 (ページ16)

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式が終わって向かったのは
エントランスが煌々と光る高級ホテル

最上階、
1室しかない部屋へ
Aちゃんの手を引いて歩く

『今日は特別な日だからここで過ごそ？』

目を丸くして驚いているAちゃんに
笑いかけながらフロントでもらったキーを翳すと
小さくカチャッと音を立て
中に入るようにAちゃんの背中を優しく押す

「うわっすごい…綺麗」

窓ガラスに映る綺麗な夜景に夢中になっているAちゃん
ほんとかわいいなって自然と笑顔になる俺

『…喜んでくれた？』

彼女にそっと近づいて後ろから肩に手を回し
顔を乗せると
うんうんって頷くAちゃん

そのままずっと夜景ばっか見てるから
流石に寂しくなってきて
首筋にゆっくりと唇を這わせる

「ちょ、、、光輝くん、くすぐったい」

『Aちゃん夜景ばっか。
　そろそろ俺のことかまって？』

ガッツリ空いている背中
すーっとその真っ白肌に撫でれば

「光輝くん。ダメだって…」

Aちゃんを抱きしめている腕に
弱い力をかけられる

『夜景はおしまい。ね？』

キングサイズのベッドに沈め
そのまま背中にあるファスナーをゆっくり下ろす
Aちゃんが身に纏う真っ黒なタイトなドレスは
この日のために俺がプレゼントした服で
めっちゃ似合ってるけど
今日の役目はそろそろ終わり

『Aちゃん、すっごく綺麗。』

現れたの真っ黒なレース中心に
顔を寄せて何度もキスをして
白い肌に映える真っ赤な花が咲いていく

「光輝くん、、」

水分の溜まった目で
見つめられれま胸の奥がギュっとする

『なに？』

「光輝くんとキスしたい」

『いいよ。たくさんしよ？』

ゆっくりと顔を近づけ頬にキスしたら
Aちゃんが俺の首に手を回してきて
違うよ？って言って唇に、そして徐々に深いキスが始まる

「んっ…」

『はぁっ…』

だんだん苦しくなってネクタイを緩めて
Aちゃんを熱い視線で見つめる

「光輝、好き。大好き」

『俺もAのこと大好きだよ』

お互い呼び捨てにしたらその合図
手を絡めあえば昨日まではなかった2つの輝きが眩しかった

『Aちゃん可愛すぎ』

「それは光輝くんが！！」

熱い夜を過ごした後は、2人で仲良くお風呂
広い湯船なのにくっついて入ってる
だからさ、うん。ね？

「ねぇ…光輝くん当たってる」

『んー？だってまだ足りないもん。』

それから朝まで愛し合って
ギリギリになったのは言うまでもない