138. ページ8
.
ゆかり「辞めてから留学に行ったの
で、今すこーしだけ日本に戻ってきてるの。
勿論顕嵐のことはもう好きじゃないよ？
でも心のどこかには罪悪感が残っていたの、」
ゆかり「そしたら偶然にも顕嵐に会った」
A「もしかしてあの並木道のとき」
ゆかり「あなたとの初めましてもあの日だったわね。
再会したら、その罪悪感が一気に膨らんで
謝らなきゃ！って思ったんだけど…」
あの日顕嵐はゆかりさんを無視した
ゆかり「きっと顕嵐も彼女か好きな人くらいできただろうから、話しても過去のことだと思って、
そうだったんだ、って許してくれるかな〜？なんて甘い期待をして」
ゆかり「こんな気持ちを持ったまま
飛び立てないと思って、文化祭に来て真実を話そうとした」
A「私のせいですよね…」
ゆかり「違うわ。直接探し出して
言わなかった私もいけなかったの」
ゆかり「でももう1度信頼を失ったら遅いのね…」
A「今から顕嵐よんで…
ゆかり「競技あるんでしょ？」
A「それは…」
ゆかり「期待してるだけで、もしかしたら
許してくれないかもしれない。
気分を害してしまうかもしれない。
だからそんな話を競技が残ってる今、まだできないわ」
A「だから…文化祭もバンドが終わったらって？」
ゆかりはそっと微笑んだ
A「少しだけって、
いつ向こうに帰っちゃうんですか…？」
ゆかり「明日よ」
A「そんな…」
ゆかり「もう顕嵐も私の名前すら聞きたくないって言ってたんでしょ？だからもう今更言っても仕方ないか、、」
ゆかり「私せっかくだからまだ見てようと
思うんだけど、Aちゃんは何にでるの？」
A「全員リレーだけです」
ゆかり「見てるね、頑張れ。
あ、お友達待たせてるのよね？ごめんなさい」
A「大丈夫ですよ」
ゆかり「お友達のとこもう戻って」
A「ありがとうございます…」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 464人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「嵐」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：Ren. | 作成日時：2017年8月17日 0時
