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10月下旬
文化祭もテストも終わって今度は体育祭
A「この日が来ちゃった」
菜摘「リレー？大丈夫っしょ」
A「菜摘は速いからいいよな〜」
菜摘「Aも言うほど遅くないじゃん」
A「遅いよ…バトンパスも怖いしさ〜
だから体育祭は見てるだけがいいんだよ」
里美「全員種目は出ないわけにいかないもんね」
菜摘「今日撮るの？」
A「何を？」
菜摘「写真だよ、顕嵐くんと」
A「撮りたいなとは…」
文化祭の時、
バタバタしてて結局撮れずに終わってしまった
自分から写真撮ろうって言うのは恥ずかしくて
なかなか言い出せなかってたっていうのもあるけど。
A「体育祭は言えたらいいな」
菜摘「2人きりのタイミング見計らってたら
全然タイミングないよ」
A「みんなの前じゃバレちゃう…」
この前2人に、私が顕嵐を好きってこと気づいていたと言われてから、みんなの前であまり行動できなくなっていた
里美「部活も一緒なんだし変に思われないよ」
A「そうなんだけどさ…何となく気にしちゃうんだよね」
菜摘「うちのクラス男女いいから
意外と2人で撮ってたよ、文化祭の時」
A「そーなの？」
菜摘「多分今日も撮ると思うよ」
A「そうなんだ…」
里美「紛れて一緒に撮ろう！って」
A「いけるかな〜〜」
菜摘「あんたシャイなとこあるからね〜」
里美「撮るんならさ、ハチマキ可愛くしなきゃね」
A「ハチマキアレンジダメじゃないの？」
菜摘「この学園は競技の参加中以外なら大丈夫なんだよ」
A「えー！最高！」
菜摘「前の学校ダメだったの？」
A「ずっと普通の巻き方じゃないといけなかった」
里美「私とAは最後の全員リレーしか出ないから
それまでいける」
A「お願い里美やって！」
里美「いいよ〜頭の上でリボンでいいかな？」
A「うん」
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作者名：Ren. | 作成日時：2017年8月17日 0時
