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そんなことをぐるぐる考えていたら、
あまり眠れぬまま朝になった。
「ふぁぁ…、」
あーやば。
眠い。
俺が起き上がると、それに気づいたふっかさんが目を覚ました。
「…ん、めめ、…はやいね、」
「ごめんなさい、起こした？」
「…だいじょぶー…」
まだ眠そうな目を擦って、
けどまだ寝転んだまま、ふっかさんはこちらを見た。
「…めめ、なんかあんま寝れなかった感じ？」
「…え？ あー…はは、まぁはい」
なんでバレんの。
「だめだろー、ちゃんと寝なきゃー」
ふっかさんの白くて細い腕が伸びてきて俺の腕を引っ張る。
軽く体制を崩した俺とふっかさんの顔の距離は数センチに縮んだ。
「…ふっか、さん？…っ、」
ちゅ、とリップ音がして顔が離れる。
え、嘘。
寝起きのふっかさんはこんな感じなの？
すると、すっと俺の腕を離してまたベッドに沈んだふっかさん。
なんだほんとに。
自由人って感じ。
「俺からキスすっとめめってそんな顔すんのなー」
「…なにそれ、恥ずかしいんですけど」
「ふはっ、かわよ」
「ふっかさんの方が可愛いよ？」
「…はいはい、もう、」
ふっかさんが俺に目を合わせて、一言。
「ほんと、俺のこと好きな」
「あったりまえじゃないすか」
こんなに愛しいんだもん。
せっかく付き合えたんだもん。
ふっかさんの嫌がることなんてしないよ。
だからね、
みんなにも言わないから、ね。
…うん。
…言わない、から。
きっとそれで良いから。
みんなに言いたい、そんな独りよがりな気持ちには蓋をしてやった。
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VVV - キュンキュンしました…！人物描写の解釈が大好きです！続きも楽しみに読ませて頂きます…！ (2021年7月7日 2時) (
レス) id: 0e28ea3007 (このIDを非表示/違反報告)
來杏(プロフ) - v:zさん» 読んでくださりありがとうございます！気づきましたか！そうなんです、番外編まで書いちゃってるんです笑 嬉しすぎる感想ありがとうございます！ kjfkですか…検討してみますがあまり期待せずに…、もし出たら「あの時の！」ぐらいに思ってくれたら嬉しいです^^ (2021年1月6日 14時) (レス) id: 015fe807ef (このIDを非表示/違反報告)
v:z - 最高です!!途中であれ?これこー時も好きなんじゃね?って気づきました!!そしたらまさかこーじsideまで見れるなんて!!泣いちゃいました!!私の勝手の我がままですが、ぜひkjfkの作品も作っていただきたいです!! (2021年1月5日 23時) (レス) id: f2740398ec (このIDを非表示/違反報告)
v:z - 最高です!!途中であれ?これこー時も好きなんじゃね?って気づきました!!そしたらまさかこーじsideまで見れるなんて!!泣いちゃいました!!私の勝手の我がままですが、ぜひkjfkの作品も作っていただきたいです!! (2021年1月5日 23時) (レス) id: f2740398ec (このIDを非表示/違反報告)
來杏(プロフ) - suuさん» 見つけて下さりありがとうございました！ 大好きだなんて嬉しすぎます…！ コメントありがとうございます^^ (2020年10月12日 17時) (レス) id: 015fe807ef (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：來杏
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/gen/tools/items.php#
作成日時：2020年5月30日 16時
