Maybe＿＿＿＿fkab

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目が合って、俺の視線は無意識に一瞬その唇にいく。

すぐにふっかの目を見たけど、ふっかはその一瞬を見逃してなかったみたい。


悪戯っぽい笑顔で、聞いてきた。




「んー？ 阿部ちゃんどーしたの？」


「…へ、」


「何して欲しいの？」




顔を近づけて来られると、どうも顔が熱くなる。

それと比例するように、唇が欲しくなってしまう。




「…いじわる、」


「ふはっ、ほら。何してほしいの？言ってごらん？」




いいよ。この際、プライドだの羞恥心だの捨ててやる。

だってふっかは、きっと全部受け入れてくれる。




「…キス、して」




言葉にしてみたら、こんなに素直に言うとは思ってなかったのか、ふっかは驚いたような顔をした。

でもすぐにふっと優しく笑って、

ゼロ距離になった。




「…ん、っ」




酸素の不足か、ふっかのかっこよさか、

それともその両方が相まってか、頭がクラクラする。


顔を離せばそこには愛しい人。



何でこんなにかっこいいの？

なんて疑問を持っても理論的な答えは多分出ない。

だって恋は難しく語れないだろうから。

理性なんていらないね。



ただそっと、目の前の彼にキスを強請ればいい。




「ふっか、もっかい」


「…ったく、どこで覚えたんだよ。このあざと姫」


「んふふ、かわいい？」


「…可愛いよ。世界で一番阿部ちゃんが可愛い」




そうしたらほら、愛が溢れる。









番外編
Full of love,

end.









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番外編もこれにて以上になります、！
後日新作のお知らせをさせて頂くと思いますので、よろしくお願いします^^

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