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イヤな予感がした。
とてつもなく。
だってあのスタッフさん…
俺の見間違いじゃなければ数年前、阿部ちゃんに言い寄っていた人だ。
そのスタッフさんに声掛けられてどっか行く、…とか、
怪しい以外の何者でもなくない？
少なくとも俺はそう思った。
康「じゃあ俺、お先でーす」
ラ「僕もー」
「おつかれーい」
みんな続々と帰っていく。
まだ楽屋に屯って話してる奴らもいるけど。
岩「阿部遅くねぇか？」
「…ちょっと俺探してくるわ！ 照たち帰ってていいよ！」
岩「ぇ、ちょ！」
「またあした！」
照に言われて、なんか不安だったのが確信に変わった。
だめだ。これ。
今、阿部ちゃんが危ない。
気付いたら探してくる、なんて声張り上げて、走り出してた。
向かう先なんて知らない。
ただ、あのスタッフさんが行きそうなとこ。
人目がなさそうなとこ。
「はぁっ、…いねぇか、」
空き部屋を回ったりするけど見つからない。
じゃあ何処だ。
…あの階段のとこ、とか？
確かあまり使ってない階段があったはず。
階段に近付くにつれて、
声が聞こえてきた。
あのスタッフさんと、…阿部ちゃんの小さな声と、吐息。
「っ、阿部ちゃん！！」
思いっきり声をかける。
そこには壁に押し付けられてあのスタッフさんにキスを強要される阿部ちゃんがいた。
そんなの見て、俺が黙ってられると思ったか。
正解はね、
「阿部ちゃんに手ぇ出してんじゃねぇよ！！」
黙ってられなかった。
スタッフさんはすぐに逃げてったけど、
支えのなくなった阿部ちゃんは崩れるように座り込んでしまった。
目もどこ見てるかわかんないような虚ろな目だし、
体にも力が入ってなかった。
「ごめんね、遅くなって」
「……」
「…ごめん、」
何も言わない阿部ちゃんを抱き締める。
「…帰ろ、阿部ちゃん」
手を引いて立ち上がらせる。
ごめん、無理矢理だったかも。
ちょっと痛かったかも。
でもさ、こっちだって、怒りとか焦りとか、結構余裕なんてないわけ。
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來杏(プロフ) - ゆゆさん» そう言って頂けて嬉しいです…！ ぜひ！ 好きになってください！(( (2020年11月7日 9時) (
レス) id: 015fe807ef (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆ - ふかあべ感動しました！好きになりそうです。、 (2020年11月6日 17時) (レス) id: f5e7b9f158 (このIDを非表示/違反報告)
來杏(プロフ) - ぽちたつさん» 読んで下さりありがとうございます！ たくさんキュンキュンして頂けたなら私はもう嬉しい限りです！ ふっかさんと阿部ちゃん、初挑戦の二人でしたが世界観まで褒めて頂いてありがとうございます…！ 次はどのCPになるんでしょう…笑 新作もぜひ、よろしくお願いします! (2020年9月21日 16時) (レス) id: 015fe807ef (このIDを非表示/違反報告)
來杏(プロフ) - めぐみみさん» 読んで下さりありがとうございます！ もうふっかさんには最後まで爆イケでいてもらいましたっ！ 阿部ちゃんも可愛く書けるよう試行錯誤しました笑 ぜひ！新作もお楽しみにしていてください^^* (2020年9月21日 16時) (レス) id: 015fe807ef (このIDを非表示/違反報告)
ぽちたつ(プロフ) - ありがとうございます。幸せな気持ちのラストで多幸感でいっぱいでございます。次はどのCPさんでどんな世界観か。。楽しみにお待ちします^_^いつも、癒しと萌えをありがとうございます。更新ご無理ございませんように。。 (2020年9月21日 13時) (レス) id: 8fa565a580 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：來杏
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/gen/tools/items.php#
作成日時：2020年8月5日 16時
