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ミヤコワスレ ページ35

✼̥୭*ˈ







楽しかった日々が終わりを迎えることを知っている









「 扉を開けろっっっ!!!!!! 」



「ここにいるのは分かってるんだっっっ!!!!」



「 人に不幸をもたらす化け物め!!!!!! 」









怒号に耳を傾けてる場合じゃないなぁ






「ッなんやねん、クソッ…





Aッ!!逃げてるで早くッ!!!」







うんそうだね





『ゾム、前も話した通りこうなちゃった場合は部屋の奥にある白い扉から脱出できるって覚えてるよね?』





「…チッ…ッたりまえやん!!」




ここを、思い出が詰まった部屋を手放すのが惜しいのか、彼は怒号がなる方を見て舌打ちをこぼした後私の手をひいて白い扉に向う





国の兵士さんが荒々しく玄関のドアを壊さんとばかりに叩いてくる








『 ゾム、狭いから1人ずつ入ろう 』



「ん、あぁそうなんッ?」








ほら、通路付近に兵士がいたら怖いから、先入ってくれる?







うん、ありがとう









「ッはぁ?全然狭ない…や…ッA?」









.









.









『 ありがとう 』






最後まで私の望みを叶えてくれて







( ガチャン )









「ッAッ!!!!?なにしてんねんッ!!!!」





白い扉にはミヤコワスレの花が浮かび上がる


私の使える最も高度な技

扉を1度閉めたら絶対に誰も通さない開けさせない
中に入った人の声は私以外に誰も聞こえない



『 そこの通路を真っ直ぐ行けば、枢機卿って人が匿ってくれるからね 』





「ッ!??…ッそんなん知らんッ!!!!」






本当は知っていた 私が街に行った日、ゾムが見ていたことを




でもね、途中からゾムが見ていた私は幻影だとしたら





本当の私はどこに行ってたと思う?









( バキッ )





「どこにいるッ!!!!!憎き魔女!!!!!」

「ここにいるのは分かってるんだ!!!!!」







.









『 私は大丈夫だよ、早く行って 』









ゾムはもう大きくなったから






「ッ絶対嫌やからなぁッ!!!」






私がいなくてももう大丈夫





「ッなぁ頼むからッ…はよ開けろやぁッ…!!!!」







あぁでも1つ後悔があるとしたら









「いたぞ!!!!!!魔女だ!!!!!!」









.









(誕生日プレゼント、ちゃんと自分の手で渡したかったなぁ)

家族へのプレゼントを→←それは宝石のように



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キリス(某教祖)(プロフ) - 感動しますたあああ (1月15日 16時) (レス) @page50 id: 62b7efaae2 (このIDを非表示/違反報告)
ゆう - 伏線が凄すぎる... (5月21日 22時) (レス) @page50 id: f98c154ca8 (このIDを非表示/違反報告)
イレイザー - すんげぇ好き (2023年5月11日 7時) (レス) @page50 id: 3973b7c9c7 (このIDを非表示/違反報告)
ネギです。 - 夜中に見ました。もう凄く感動する話でした。 (2023年5月8日 1時) (レス) @page1 id: d88732d1b8 (このIDを非表示/違反報告)
ゆっきー(๑╹ω╹๑ ) - めっちゃ良いですね!! (2023年4月9日 17時) (レス) @page50 id: dd978d4aba (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:惺月 | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2019年7月27日 3時

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