2 ページ7
百花side
そして朝。
待ち合わせの時間になり、公園に向かう。
ベンチに、勝利くんが座っていた。
駆け寄り、声をかける。
百花「勝利くん！」
勝利くんは振り向くと、立ち上がって私に手を振る。
勝利「久しぶり。来てくれてありがとう」
百花「ううん！メールありがとう！嬉しかった！」
勝利「よかった。座ろっか」
百花「うん！」
2人でベンチに座った。
勝利「久しぶりだね、2人で会うの。元気だった？」
百花「うん。勝利くんは？」
勝利「俺も元気だよ。俺ね、今日が来るのをずっと楽しみにしてた」
百花「え？」
勝利「百花ちゃんが20歳になるまでは、絶対連絡は取らないようにしよう、会わないようにしようって決めてたから。あの時は、まだ百花ちゃんは未成年。周りから反対されるのも当然だし、別れろって言われるのも当たり前。でも、百花ちゃんが20歳になったってことは、もう歳なんか気にせずにできるから」
勝利くんが私の目をじっと見る。
勝利「俺、百花ちゃんのこと好き。本気で好き。だから、百花ちゃんがよかったら、もう一度俺と付き合って欲しい。ダメかな？」
予想もしてなかった展開。
驚いて、戸惑って、声が出なかった。
勝利「え、ダメ？」
不安そうな顔で、首を傾げる勝利くん。
百花「ううん、驚いて···もう、勝利くんとは無理だって思ってたから···」
勝利「そうだね、でも、俺決めてたんだ。百花ちゃんが20歳になったら百花ちゃんを迎えに行こうって。だから迎えに来た」
百花「勝利くん···」
勝利「もう俺は百花ちゃんのこと諦めない。俺のメンバーとか、百花ちゃんのパパにどんなに言われても、もう百花ちゃんを離さない。だから、もう一度付き合って欲しい」
そんな強い目で言われたら、答えはひとつしかない。
百花「じゃあ、お願いします···」
勝利「ほんと！？よかった。じゃあこれからまたよろしくね、百花ちゃん」
百花「うん！」
こちらこそよろしくね、勝利くん。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 94人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
このみ(プロフ) - 読んでくれてありがとうございます！とても楽しそうでしたね！仕事仕事で大変そうな紫耀くんだけど、家族との時間が癒しになって欲しいですよね！ (2022年10月30日 11時) (
レス) id: 431cff37e1 (このIDを非表示/違反報告)
りー(プロフ) - 読みました！岸家は楽しそうなハロウィンでしたね笑!紫耀くんはハードスケジュールにホント疲れてそうだけど、こんな癒しの時間があると気持ちの切り替えとか出来そうですよね! (2022年10月30日 10時) (レス) id: 49334b775f (このIDを非表示/違反報告)
このみ(プロフ) - まるさん» 読んでくれてありがとうございます！めっちゃお菓子あげてそうですよね！笑 岸家に牛が大量発生しました！笑 紫耀くん、陽翔くんの質問に一つ一つちゃんと答えて、優しさが溢れてましたね！幸せそうな家族の時間ですよね！ (2022年10月30日 10時) (レス) id: 431cff37e1 (このIDを非表示/違反報告)
まる - 読みました!岸くんいくらでもお菓子くれそうな勢いでしたね!（笑）牛さん大量発生で可愛かったです。紫耀くんパパはなんでなんでと聞かれても疲れてるはずなのに優しく相手してくれて優しいパパですね!家族の貴重な時間、幸せそうでした! (2022年10月30日 9時) (レス) id: 9a59a0ea88 (このIDを非表示/違反報告)
このみ(プロフ) - まるさん» 読んでくれてありがとうございます！まさか過ぎですよね！笑 嫌だとか言わず、ママのために作ってあげる紫耀くん、もう優しさしかありませんね！ (2022年10月30日 5時) (レス) id: 431cff37e1 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：このみ | 作成日時：2022年10月21日 17時
