6 ページ7
結花side
そして、点滴をする。
もちろん、優花は泣いた。
優花「ｸﾞｽｯ···これいやぁ···ｺﾞﾎｯ···じゃまぁ···」
腕の点滴の針を指さす優花。
点滴をしてる間は自由が利かないから、点滴邪魔と言う。
結花「まだ点滴必要だから。これ、勝手に取っちゃダメだよ？」
優花「いやぁ···とるぅ···」
結花「だからダメだって。言う事聞かないんだったらお家帰れないよ？ずっと病院にお泊まり。いいの？夜、じぃじと一緒に寝れないよ？」
優花「やだぁ···」
結花「じゃあ頑張ろう？これ頑張ったら、後で売店で新しい塗り絵帳買ってきてあげる」
優花「ほんと···？」
結花「うん。毎日点滴頑張ってるもんね」
優花の腕にはもう点滴の跡が数箇所ある。
もちろんその点滴をするのは毎回私で、痛々しい傷を作ってごめんと心の中で親心に思うけど、でも点滴しなきゃ治るものも治らないと、看護師としての気持ちに切替える。
退院の日にちも決まったから、あと少しの我慢。
·
·
そして退院の日。
1週間の入院生活を終えた。
優花「せんせいありがとうございました！」
ナースステーションや優花の主治医に挨拶。
医「退院したけど、しばらくは安静にね。遊んでもいいけど、走ったりせずに静かに遊んでね。あと、定期的に病院にきて、様子見させてね」
優花「は〜い！」
そしてお家に1週間ぶりに帰れた優花。
優花「やった〜！おうち！」
結花「こら、走らない！」
ずっと帰りたかったお家に帰れてテンションが上がった優花はお家の中を走り回って、慌てて止める。
結花「走り回っちゃダメってお医者さんと約束しなかったっけ？」
優花「でもげんきだもん···」
結花「でも約束は約束でしょ？お医者さんに言われたことはちゃんと守ること。分かった？」
優花「はーい···」
何だか怒られっぱなしの優花だけど、元気になってよかった。
入院生活、よく頑張りました。
fin
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 99人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
このみ(プロフ) - 廉くんloveさん» 合間合間に他のメンバーのお話を書きながら、廉くんのお話も書きますね！ (2022年10月21日 17時) (
レス) id: 431cff37e1 (このIDを非表示/違反報告)
廉くんlove - 作者さんの小説いつも楽しみにしてます!廉くんパパお願いします。 (2022年10月21日 16時) (レス) id: 25da82024a (このIDを非表示/違反報告)
このみ(プロフ) - りーさん» リクエストありがとうございます！書いてみますね！ (2022年10月21日 13時) (レス) id: 431cff37e1 (このIDを非表示/違反報告)
りー(プロフ) - お話を読んでみたいです。 (2022年10月21日 12時) (レス) id: 49334b775f (このIDを非表示/違反報告)
りー(プロフ) - 禁止令が(要るものを買わずに無駄遣いした為)優太パパならくれるだろうと、パパの機嫌をとる双子ちゃん。ママから今度のテストで1科目でも80点以上取ればお小遣い制度戻してあげると言われ勉強嫌いな百花ちゃんも颯くんに勉強を教えてもらい連帯責任で頑張るみたいな (2022年10月21日 12時) (レス) id: 49334b775f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：このみ | 作成日時：2022年10月13日 21時
