6 ページ25
結花side
ゆう「返事は？ちゃんと結花の口から聞きたい」
結花「結婚する。ゆうくんと結婚したい」
ゆう「約束だよ？」
結花「うん」
それからしばらく、私たちは抱き合っていた。
そして、指輪を私の右手の薬指にはめてくれて。
結花「これって婚約指輪？」
ゆう「うん。バイトめっちゃ頑張った」
結花「ありがとう。大事にする」
ゆう「結婚した時の指輪は、これよりもっと高いもの買う」
結花「ふふ、指輪なんて何でもいいよ？ゆうくんがいてくれたら何でもいい」
そう言うと、ゆうくんはまた私を抱き締めて。
ゆう「あー、やっぱり結花が1番」
結花「ふふ、何それ笑」
正直、これからの私たちのことが不安だった。
私もゆうくんも、別々の職場に就職する。
今までみたいに毎日会えるわけじゃないと思うから、すれ違いが起こってしまったらどうしようって怖かった。
それで別れるとかになったらどうしようとか色々思った。
でも、今、ゆうくんの言葉を聞いて、一気に安心した。
私たちはきっと大丈夫、何があっても大丈夫だって。
いつも不安になった時に優しく安心させてくれる言葉をくれるゆうくんのことが私は変わらず大好き。
·
·
そしてゆうくんと帰る帰り道。
ゆうくんと手を繋いで歩いてると、お花屋さんが目に止まり、思わず立ち止まった。
ゆう「ん？どうした？」
結花「お花買おっかなって」
ゆう「お花？」
結花「うん。ママとパパにお花プレゼントしよっかなって」
ゆう「いいじゃん。見に行こう」
結花「···あっ、でも、私一人で見たいから、ゆうくん、外で待ってて？」
ゆう「うん、分かった。じゃあゆっくり見ておいで」
結花「うん」
ゆうくんには外で待っててもらい、一人で店内に入った。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 91人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
みーにゃん(プロフ) - リクなのですが廉くんパパで娘ちゃん進路で悩んでて娘ちゃん的には就職だけどパパやママは進学を考えててでも勉強が苦手だから就職するって考えを曲げない娘ちゃんに結局パパたちが折れることになったお話お願いします (4月23日 9時) (
レス) id: f0fa747bea (このIDを非表示/違反報告)
かいちん♪(プロフ) - 早速ありがとうございます！！心音ちゃん、家族内でのコミュニケーションも深まり、楽しい毎日を過ごせていて安心しました。ありがとうございます！！ (4月8日 20時) (レス) @page49 id: 2a201cd7c8 (このIDを非表示/違反報告)
このみ(プロフ) - かいちん♪さん» 書いてみますね (4月6日 21時) (レス) id: 431cff37e1 (このIDを非表示/違反報告)
このみ(プロフ) - みーにゃんさん» 読んでくれてありがとうございます！ (4月6日 21時) (レス) id: 431cff37e1 (このIDを非表示/違反報告)
かいちん♪(プロフ) - 子どもに関わる仕事についてよかったと思えるほどたくさん遊ぶ佳奈ちゃん夫婦と、それを優しい眼差しで見る海人くん夫婦。2つの新しい命を抱えるママは、お腹の膨らみが目立ち始めた頃という設定でお願いしたいです。 (4月6日 21時) (レス) id: 2a201cd7c8 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：このみ | 作成日時：2024年2月28日 20時
