キンプリはパパ 37 (ページ34)

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彼氏＊廉パパページ34

娘希愛(のあ)高校1年生

廉side

仕事が終わり、マネージャーさんの車で帰ってると、窓の外の景色を眺めてたら、ある女の子が目に入った。

制服姿で歩いてて、その隣には同い年ぐらいの男の子も歩いてて。

廉「···あれって希愛？」

最初は遠かったから分かんなかったけど、近づくにつれてその女の子が希愛であることに気付いた。

希愛と隣に歩いてる男の子は手を繋いで歩いてるから、多分彼氏なんだろう。

希愛に彼氏がいることは知らなくて、俺は一気に気分が落ち、見たくなくて窓のカーテンを閉めた。

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翌日。

その日の夜に希愛に事情聴取したかったけど、希愛は帰ってきてからずっと部屋に引きこもってて話せなかったから、今日の朝、朝ごはん食べる時に顔を合わせたからそこで聞いてみた。

廉「なぁ、希愛。昨日、希愛が彼氏みたいな人と歩いてるの見たんやけど。あいつ誰？」

希愛「···別に誰でもいいでしょ」

俺の顔を見ないまま言った。

廉「よくないやろ。だれ？あいつ。どこの人？何歳？どういう人なん？」

希愛「·····」

廉「おい、希愛。答えろ」

希愛「うるさい！っていうか、パパに知られたの最悪！」

廉「しゃあないやろ！俺だって見たくてみた訳やないし！俺の質問に答えろ！どういう人や、あいつ！」

希愛「だから答えたくない！パパには関係ないでしょ！」

廉「関係あるわ！ちゃんと答えろ！答えるまで学校行かせんからな！」

希愛「もうほんとめんどくさい！だからパパに1番知られたくなかった！」

廉「はよ答えろ！」

希愛「やだ！！」

そのあとも何回も粘って聞いたけど、結局、何一つ教えてくれないまま、希愛は学校に行っちゃった。

fin