キンプリはパパ 37 (ページ32)

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メガネ＊海人パパページ32

長男奏音(かなと)小学6年生
長女心音(ここね)小学4年生

Aside

心音「ただいま〜！」

「おかえり〜！」

学校から帰ってきた心音。

いつもならすぐ、着替えをしに2階に上がるけど、ランドセルを下ろして、キッチンで夕飯を作ってる私の元に来た。

心音「ねぇねぇ、ママ？」

「ん？どうしたの？」

心音「最近ね、黒板の字が見えにくいの」

「え、ほんと？」

心音「うん。今、1番後ろの席なんだけど、黒板がぼやけて見えて···」

「後ろの席だから見えないとかじゃなくて？」

心音「最近席替えしてないからずっと後ろの席だけど、後ろの席でも最初はちゃんと見えてたの。だけど、急に見えなくなっちゃって。黒板、何書いてあるのか見えなくて、いつも友達にノート見せてもらって写してるの。でもそれがずっと続くと友達にも迷惑でしょ？だからどうにかしたいなって」

「視力が落ちてるのかな？たしかに最近、ゲームばっかしてるでしょ？」

心音「まぁ···」

最近の心音はゲームにハマってて、ずっとゲームばっかしてる。

長時間、画面を見てるから視力が落ちてしまったんだろう。

「分かった。じゃあ明日、ちょうど土曜日だからメガネ屋さん行こっか」

心音「えっ、メガネ？やだ、なんか恥ずかしい···」

「メガネつけるの恥ずかしいの？笑大丈夫。きっと、小学生にも似合うメガネ売ってると思うからさ、一緒に見に行こ」

心音「うん、わかった」

そして夜、帰ってきた海人にもメガネのことを伝えた。

海人「そっか、心音、視力落ちちゃってるのか···気づかなかった···」

「普段、お家では視力落ちてるって感じはしないけど、やっぱり学校だと色々気づくんだと思う」

海人「そっか。じゃあ明日、メガネ買いに行くんだ？」

「うん。ついでにさ、私もメガネ買おっかなって」

海人「Aも？」

「うん。今までコンタクトつけてたけど、もうすぐで双子ちゃん生まれるし、いちいちコンタクトつけるのも面倒だなって」

海人「たしかにメガネの方が楽だよね。わかった。Aも一緒に買っといで」

「うん。ありがとう」

海人「Aも心音もいいメガネが見つかるといいね」

「うん」