キンプリはパパ 37 (ページ4)

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クリスマスプレゼント＊海人パパページ4

海人side

ある日の夜。

帰ってくると、ソファに座ってるAが、何かを見ながら険しい顔をしてた。

海人「ただいまー。A、どうした？」

「あ、おかえり。もうすぐクリスマスだからさ、子供たちにサンタさんへ何が欲しいか手紙書いてもらったんだけど、もう何がいいのかわかんなくて」

海人「なるほどねー。見せて？」

隣に座り、子供たちの手紙を受け取る。

海人「彩音と琴音は欲しいの一緒なんだ。おままごとのキッチンセットかー」

「そう。彩音と琴音はいいんだけど、問題は奏音と心音でさ」

その問題の2人の手紙を見ると···

海人「···ん？『何でもいいです』···？」

2人の手紙にはそれぞれ、『プレゼントはなんでもいいです』と書いてあった。

海人「これだけ？」

「そうみたい。ほら、もうあの子たち、大きいでしょ？多分、サンタさんとかももう信じてないんだと思う」

海人「あー、なるほどね···」

もう2人とも小学校高学年。

小さい頃はサンタは信じてたけど、もうサンタさんいないことに気づいたらしい。

海人「でもプレゼントなしってわけにもいかないしねー」

「そうなんだよねー。どうする？」

海人「んー、2人が好きそうなやつ、俺たちが選んで買ってあげよっか」

「そうだね。そうしよっか。選ぶ時さ、佳奈も一緒でもいい？佳奈も甥っ子姪っ子に買ってあげたいとかあるかもしれないから。佳奈も言いそうだし、私も行きたい！って笑」

海人「あっ、いいね！じゃあさ、ついでに永瀬廉も呼んどく？笑」

「廉くんも？笑」

海人「前に廉の買い物に俺ら付き合わされたでしょ？そのお返しまだないしさ笑それに、佳奈ちゃんは佳奈ちゃん目線で女の子が欲しそうなもの分かるだろうし、廉は廉の目線で男の子の欲しそうなものわかるだろうし」

「たしかに。じゃあ今度、4人でプレゼント選びに行こっか。私、佳奈誘うから、海人は廉くん誘ってくれる？」

海人「うん、わかった」

そしてすぐ、廉に電話かけて誘うと、ブツブツ小言を言いながらもOKをしてくれた。