キンプリはパパ 37 (ページ20)

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紫耀side

そして翌朝。

大人でもやっぱりクリスマスはどこかワクワクするもので、俺もAもいつもより早めに起きちゃった。

紫耀「おはよ。華衣と稟桜、まだ寝てる？」

「おはよう。まだ寝てるよ。ぐっすり」

紫耀「そっか」

そして、華衣と稟桜が起きたのはそれから数分後。

2人は起きると早速、部屋の中を見渡し、プレゼントを見つけると嬉しそうな声を上げた。

華衣「サンタさんからだ〜！」

稟桜「たんたたん！」

紫耀「サンタさんね笑」

何度教えても『サンタさん』が『たんたたん』になっちゃう稟桜が可愛すぎ笑

「これが華衣へのプレゼントで、こっちが稟桜へのプレゼントだって。リビングに行って開けてみよっか」

華衣「うん！」

俺らは寝室を出た。

すると、ちょうど茉耶と朔久も部屋から出てきた。

華衣「ねぇね〜！かえのとこにサンタさんきた〜！」

稟桜「りおも〜！」

茉耶「ねぇねの所にも来たよ！」

茉耶もプレゼントに気づいたそう。

華衣「にぃには〜？」

朔久「ぼくのとこにはなかった···」

紫耀「あっ、朔久、朔久の自転車、俺の車のトランクにあるよ」

しょんぼりしている朔久に慌てて説明した。

朔久「ほんと？」

紫耀「ほんと！」

茉耶「何でパパの車の中にあるの？」

紫耀「え？あっ、それはえっと···」

たしかに、サンタさんが持ってきたプレゼントが俺の車の中にあるのおかしいもんな···。

どう言い訳しようか考えてると、Aが助け舟を出してくれた。

「パパとサンタさん、仲良しなんだって！だから、パパがサンタさんに、『この子のプレゼントはここに置いてください！』ってお願いしてるんだって！朔久の自転車も、朔久の部屋には置けれないから、パパがサンタさんに車に隠すように言ったんだよ」

茉耶「あ〜、そういうことか〜！」

紫耀「そうそう！だから朔久、あとで一緒に車に行こっか！」

朔久「うん！」

紫耀「じゃあ下に降りよう、みんな！」

リビングに行き、いよいよプレゼント開封。