キンプリはパパ 37 (ページ19)

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クリスマス 2 ＊紫耀パパページ19

長女茉耶(まや)10歳
長男朔久(さく)8歳
次女華衣(かえ)6歳
3女稟桜(りお)2歳

紫耀side

12月24日、午後11時。

子供たちは寝静まったのを確認して、数日前に購入してずっと子供たちにバレないようクローゼットに隠していたクリスマスプレゼントを取り出して2階へ行った。

「静かにね」

階段を登る俺のあとをついてくるAが小さい声で言う。

紫耀「おう。まずは茉耶の部屋だね」

茉耶の部屋に着き、そっとドアを開けて中に入る。

「茉耶、寝てる？」

紫耀「完全に寝てる」

足音を立てないよう、そっと寝ている茉耶に近づき、ベッドのそばの小さなテーブルにクリスマスプレゼントを置いた。

茉耶へのプレゼントは、ネックレスと指輪。

喜んでくれるといいなと思いながら、ズレてる毛布を茉耶の体にかけ直し、部屋を出た。

続いて、華衣と稟桜が寝ている部屋へ。

ちなみに朔久は、自転車をあげるんだけど、さすがに朔久の部屋に自転車は置けれないから、俺の車のトランクにずっと隠してあって、朝に朔久に見せるつもり。

Aが先に華衣と稟桜が寝てる寝室を覗き、寝てるのを確認したAは俺にグーサインを出した。

俺は頷き、そっと部屋に入る。

そして床に、華衣の希望のおもちゃのメイクセット、稟桜の希望のアンパンマンの車のおもちゃを置き、2人にも毛布をかけ直して部屋を出た。

紫耀「ふぅ、よかった。ばれなかった」

「ほんとに笑さっ、私達も寝よっか」

紫耀「だな」

リビングの電気を消して、華衣と稟桜が寝ている寝室に行き、俺らも眠った。