キンプリはパパ 37 (ページ15)

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クリスマス＊優太パパページ15

双子颯(はやて)＆百花(ももか)5歳

佐藤先生side

もうすぐクリスマス。

子供たちは家族できっとクリスマスを祝うだろうけど、保育園でもクリスマスムードを楽しんでもらおうと、教室にクリスマスツリーを飾った。

まだ殺風景なツリーのため、午前の活動時間で、子供たちと一緒にクリスマスツリーに飾りつけをしていく。

子「せんせ〜い！おりがみでほしつくって、ここにかざっていい〜？」

先生「いいよ〜。好きなように飾りな？」

子「やった〜！」

子「ぼくここにこれかざる！」

子「ぼくここ！」

大きいテーブルの上にツリーの飾りつけを沢山用意して、子供達は好きな物で好きなように飾りつけ。

楽しそうに飾りつけをしている子供達が可愛くて写真を撮ってると···

百花「せんせいせんせいせんせい！」

先生「そんな呼ばなくても聞こえてるよ笑どうしたの？」

ちょうど僕は座ってる百花ちゃんの真後ろにいて、僕を見上げてたくさん呼ぶ百花ちゃんの目線に合わせるようにしゃがんだ。

百花「いっしょにかざりつけしよ！」

先生「いいよ、一緒にしよっか」

カメラをポケットにしまい、百花ちゃんの隣に座って一緒に飾りつけをすることに。

百花「たのしいね！」

先生「ね。楽しいね。そういえば百花ちゃんのお家もツリー飾ったの？」

百花「これ〜？」

先生「そうそう。クリスマスツリー飾った？」

百花「うん、かざった！あのね、おうちはいってすぐツリーあってね、リビングにもツリーあるの！」

先生「2つもツリーあるの？すごいね」

百花「うん！でもね？」

先生「ん？」

百花「パパがね、『サンタさんはこの世にいないよ』っていってたの」

先生「サンタさん？」

百花「ママとねぇねたちにきいたら、サンタさんはいるよっていってたんだけど、パパはサンタさんはいないっていってた」

先生「ふふ、そっか笑」

何か、あの百花ちゃんパパなら言いそう笑

百花「せんせいはサンタさんいるとおもう？」

先生「うーん、どうだろう？会ったことないからわかんないな〜。でもいるって信じたいな」

百花「そっか〜！」

子供の夢を壊さないためにも、サンタさんはいるって信じたい。