キンプリはパパ 37 (ページ12)

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参観日＊海人パパページ12

長男奏音(かなと)小学1年生
長女心音(ここね)5歳

海人side

ある日の夜ご飯の時間。

奏音「ねぇねぇ、あした、さんかんびあるんだけど、パパとママ、どっちがきてくれるの？」

明日は、奏音の学校の参観日。

奏音が小学生になって初めての参観日。

午後からなんだけど、俺もAも予定が入ってて、行けるか分からない。

「海人は明日仕事だし、私も仕事あるし···」

奏音「おしごとおやすみできないの？」

「お休みしたいって職場に言ったんだけど、今忙しいから難しくて···なるべく早くお仕事終わらせるように頑張るから。ね？」

海人「俺も早く終わらせるように頑張るから。奏音も参観日頑張ってね？」

奏音「わかった、」

ちょっとしょんぼり気味な奏音。

そんな奏音の頭を撫でた。

·

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そして翌日。

午後からメンバーとの雑誌の撮影があり、撮影現場に向かった。

神「あれ？今日って奏音くんの参観日だっけ？」

参観日があることは、数日前にメンバーに伝えていた。

海人「そう。でも俺もAも仕事でさ、行けるか分かんなくて」

紫耀「参観日って何時から？」

海人「2時半から」

そう言うと、メンバーは一斉に壁の時計を見上げる。

今は2時過ぎ。

岸「えっ、もう2時過ぎてんじゃん！間に合わないじゃん！」

廉「岸くんが焦ってどうすんのよ」

神「最初、全体での撮影だよね？で、そのあとソロの撮影だよね？」

紫耀「みたいだね。だからさ、ソロの撮影、海人からやったら？今日はインタビューないみたいだからさ、ソロの撮影終わったら俺らの事待たなくていいから、海人は先に上がって奏音くんの参観日行ってあげて？」

海人「えっ、いいの？」

神「お。奏音くん優先にしてあげて？」

他のメンバーを見ると、みんな笑顔で頷いてて。

海人「ありがとう、みんな」

紫耀「全体撮影、早く終われるように頑張ろう、みんな」

廉「せやね」

いつもふざけてばっかなグループだけど、こういう時はほんとに頼りになる人。