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佐藤先生side
今日は有休を使ったから、仕事がお休み。
昼ご飯を買いに行き、帰り道を歩いてると、前から小さな女の子が歩いてきた。
俯いて小さな歩幅で歩く、小学生っぽい女の子。
平日のこの時間に子供が歩いてるなんて不思議に思い、子供と関わってる保育士として心配になり、声をかけてみることに。
その子の元へ近づくにつれ、その子がどういう子なのかわかった。
先生「···百花ちゃん？」
俺の声が聞こえたようで、その子は顔を上げた。
やっぱり百花ちゃんだった。
百花ちゃんは驚いた顔で僕を見て、そしてその顔はどんどん歪み、やがて涙が溢れて泣き出した。
百花「ｸﾞｽｯ···うわあぁぁぁんっ！」
先生「どうしたの、百花ちゃん！」
百花ちゃんの目の前にしゃがみ、肩に手を置く。
先生「どうした？今日、学校の日でしょ？学校は？」
百花「ｸﾞｽｯ···おやすみしたの···」
先生「お休みしたの？パパとママは？」
百花「ｸﾞｽｯ···ママ、おしごと···パパはおひるごはんかいにいったの···」
先生「お家でお留守番してたの？お家、抜け出してきちゃったの？」
百花「ｸﾞｽｯ···おさんぽしたかった···」
先生「そっか。学校、体調悪くてお休みしたの？」
体調が悪くて学校休んだのかな？と思い、聞いてみたけど···
百花「ｸﾞｽｯ···ううん···」
先生「違うの？」
百花「ｸﾞｽｯ···うん···」
体調悪いとかではないみたい。
先生「何で学校休んじゃったのか話せる？」
百花「ｸﾞｽｯ···うわあぁぁぁんっ！」
聞かれたくないことを聞いてしまったようで、落ち着いてた涙がまた溢れてしまった。
先生「あー、ごめんごめん、聞かれたくなかったね。とりあえず、寒いからどっか暖かいとこ行こっか」
11月。昼間でも結構寒くなり、手袋もマフラーもコートもしてなくて、百花ちゃんの手を見ると、赤くなっていた。
百花ちゃんの両手を包み込むと、手は冷たくなっていた。
先生「寒かったでしょ？手、すごい冷えちゃってるよ。百花ちゃんのお家、先生も一緒に行くからさ、帰ろう？」
百花「うん···」
先生「首だけでも暖めて」
自分の首に巻いてたマフラーを外し、百花ちゃんの首に巻いた。
先生「行こっか」
百花ちゃんと手を繋ぎ、百花ちゃんの家に向かった。
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このみ(プロフ) - みーにゃんさん» 読んでくれてありがとうございます！甘やかしパパですね！笑 (12月15日 20時) (
レス) id: 431cff37e1 (このIDを非表示/違反報告)
みーにゃん(プロフ) - リク書いていただいてありがとうございます廉くんパパ交換条件飲んでくれてよかった(笑) (12月15日 19時) (レス) id: f0fa747bea (このIDを非表示/違反報告)
このみ(プロフ) - りーさん» 読んでくれてありがとうございます！大好きな人は全部自分が独り占めしたい百花ちゃんの性格、可愛いですよね！ (12月14日 22時) (レス) id: 431cff37e1 (このIDを非表示/違反報告)
りー(プロフ) - 読みました。百花ちゃん佐藤先生と居るからパパは興味ないのかな?と思ってたけど、お友達の様子よく見てましたね。パパも先生も独り占めしちゃうとこ百花ちゃんらしいです (12月14日 21時) (レス) id: 49334b775f (このIDを非表示/違反報告)
このみ(プロフ) - みーにゃんさん» リクエストありがとうございます！書いてみますね！ (12月11日 19時) (レス) id: 431cff37e1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：このみ | 作成日時：2023年11月17日 14時
