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岸side
百花「さとうせんせいにあえないの···？」
さっきまでのテンションはダダ下がりで、百花は泣きそうな顔で副担任の先生を見つめる。
副担「ごめんね？百花ちゃん。百花ちゃん、先生のこと大好きだから先生に会いたかったよね。でもしばらくは、私と一緒に保育園頑張ろっか」
百花「ううん、おうちかえる···」
岸「え、いやいや、何言ってるの、百花。保育園行きな？ずっと行きたいって言ってたじゃん」
百花「さとうせんせいがいないならほいくえんいかない！」
百花のでかい声の主張に、副担任も周りにいる親御さんも苦笑い。
もういつもいつも恥ずかしい。
岸「ずっと会えないってわけじゃないから。な？」
副担「うん、そうだよ。1週間後には、きっと佐藤先生戻ってくるよ」
俺と副担任の先生で百花を説得。
何とか理解してもらい、俺もそろそろ仕事行かなきゃだから、双子と別れた。
ロッカーへ向かう百花の後ろ姿は本当に寂しそうでちょっと俺も心が痛かった。
·
·
それから、毎日、朝に『行きたくない』『行きたくない』と駄々をこねる百花を何とか保育園に連れていくこと1週間後。
朝、教室を覗くと、佐藤先生がいた。
岸「あっ、百花！佐藤先生いるぞ！」
百花「あっ、さとうせんせ〜い！」
百花は靴を脱ぎ捨てて佐藤先生の元へ走っていった。
百花は佐藤先生に抱きつき、先生も百花を抱きしめてる。
そして、佐藤先生は百花を抱っこして俺と颯の元にやってきた。
先生「おはようございます、双子ちゃんパパ」
岸「おはようございます！先生、インフルエンザにかかっちゃったんですよね？大丈夫でしたか？」
先生「しっかり治りました。ほんと、ご迷惑おかけしてすいません」
岸「いえいえ！百花も颯もずっと心配してて。特に百花が」
百花「せんせいあいたかった！」
そう言って、先生の首に手を回して先生の肩に顔を埋めた。
先生「ごめんね？百花ちゃん。百花ちゃんも颯くんも復帰出来てよかったです。ずっと心配してたので」
岸「ほんと毎日心配して見に来てくれてありがとうございました！」
先生には感謝で、俺は先生に頭を下げた。
百花「きょうもたくさんあそぼ、せんせい！」
先生「ね。遊ぼっか」
今日一の百花の笑顔が見れた。
ほんと良かったな、百花。
fin
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このみ(プロフ) - かいちん♪さん» リクエストありがとうございます！書いてみますね！ (10月1日 16時) (
レス) id: 431cff37e1 (このIDを非表示/違反報告)
かいちん♪(プロフ) - 聴診器のおもちゃを当てたりして遊ぶ姿にみんなほっこり、後日、佳奈ちゃん夫婦が遊びに来たときも同じことをして楽しむ…というのをお願いしたいです。長いし注文多くて申し訳ないですが、大丈夫でしょうか?? (10月1日 16時) (レス) id: 2a201cd7c8 (このIDを非表示/違反報告)
かいちん♪(プロフ) - 上の子たちにおもちゃを買ってとダダをこねて大泣き。理由を聞いたらママのお腹の双子たちと佳奈ちゃんのお腹の赤ちゃんと話したいからと言ったら、コツコツお小遣いを貯めていた奏音くんにおもちゃを買ってもらって大喜び。ご機嫌で帰宅しては早速開封し、ママのお腹に (10月1日 16時) (レス) id: 2a201cd7c8 (このIDを非表示/違反報告)
かいちん♪(プロフ) - リクエストお願いします。海人くんちの4兄妹が日々、家事や育児に忙しいパパとママを助けるために子どもたちだけでお買い物に行き、下の子2人のリクエストでおもちゃ屋さんへ。第1シリーズでママのお腹に双子がいるを当てた琴音ちゃんがお医者さんごっこをしたくなり、 (10月1日 16時) (レス) id: 2a201cd7c8 (このIDを非表示/違反報告)
このみ(プロフ) - まりあさん» リクエストありがとうございます！書いてみますね！ (10月1日 7時) (レス) id: 431cff37e1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：このみ | 作成日時：2023年9月21日 18時
