2 ページ15
岸side
そして夕方。
颯はまだ寝てるけど百花は起きたから、百花に水分補給をさせてると、チャイムが聞こえた。
「誰だろう？私出てくるね」
岸「おう、サンキュ」
Aは部屋を出た。
スポドリをずっと飲んでいる百花。
百花「もうおなかいっぱい···」
岸「もういらない？よく飲んだじゃん。もう1回寝よっか」
上体を起こしていた百花の体をもう1回寝かす。
毛布を体にかけ、お腹をトントン。
一方、Aがまだ戻ってこなくて。
どうしたんだろ？と心配になってると、やっとAが戻ってきた。
岸「誰だった？」
「ん？佐藤先生」
百花「さとうせんせい！？」
俺が反応するより先に百花が反応して、飛び上がった。
「明日提出期限のアンケート用紙があって、様子見に来たついでにもらっていくって」
そう言って、クローゼットから双子の保育園のリュックを取り出し、紙を出した。
「あった。渡してくるね」
岸「おう」
百花「ももかもいく！」
岸「ちょちょっ、百花はダメだって！」
部屋を出るAを追いかけ、ベッドから降りようとする百花を必死に押さえる。
百花「なんで！いくの！」
岸「ダメなの！！百花、インフルなんだぞ？先生に移ったらどうすんだよ！」
百花「うつんない！はなして！」
岸「いてっ！！」
暴れる百花の腕が俺の鼻に当たった。
岸「いってぇ···」
絶対鼻血出るわ、これ。
痛がってる俺をよそに、百花はまだ暴れてて。
百花「さとうせんせいにあうの！」
岸「だから会えないんだって、百花！」
まだヒリヒリする鼻の痛みに耐えながら、百花を力づくで押さえる。
百花「さとうせんせ〜い！」
岸「叫んでも無理なの！」
颯「んぅ、、ももかちゃんうるさぁい、、」
騒いでる俺らがうるさかったのか、颯が目を擦りながら起きた。
まぁすぐ寝たけど。
百花「さとうせんせいにあいたぁい！」
岸「わかったから落ち着け、百花！暴れるな！」
まだ熱が39度台だっていうのに、どこにそんな体力があったのか。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 81人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
このみ(プロフ) - かいちん♪さん» リクエストありがとうございます！書いてみますね！ (10月1日 16時) (
レス) id: 431cff37e1 (このIDを非表示/違反報告)
かいちん♪(プロフ) - 聴診器のおもちゃを当てたりして遊ぶ姿にみんなほっこり、後日、佳奈ちゃん夫婦が遊びに来たときも同じことをして楽しむ…というのをお願いしたいです。長いし注文多くて申し訳ないですが、大丈夫でしょうか?? (10月1日 16時) (レス) id: 2a201cd7c8 (このIDを非表示/違反報告)
かいちん♪(プロフ) - 上の子たちにおもちゃを買ってとダダをこねて大泣き。理由を聞いたらママのお腹の双子たちと佳奈ちゃんのお腹の赤ちゃんと話したいからと言ったら、コツコツお小遣いを貯めていた奏音くんにおもちゃを買ってもらって大喜び。ご機嫌で帰宅しては早速開封し、ママのお腹に (10月1日 16時) (レス) id: 2a201cd7c8 (このIDを非表示/違反報告)
かいちん♪(プロフ) - リクエストお願いします。海人くんちの4兄妹が日々、家事や育児に忙しいパパとママを助けるために子どもたちだけでお買い物に行き、下の子2人のリクエストでおもちゃ屋さんへ。第1シリーズでママのお腹に双子がいるを当てた琴音ちゃんがお医者さんごっこをしたくなり、 (10月1日 16時) (レス) id: 2a201cd7c8 (このIDを非表示/違反報告)
このみ(プロフ) - まりあさん» リクエストありがとうございます！書いてみますね！ (10月1日 7時) (レス) id: 431cff37e1 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：このみ | 作成日時：2023年9月21日 18時
