キンプリはパパ 32 (ページ47)

今日:18 hit、昨日:13 hit、合計:34,646 hit

プリクラ＊海人パパページ47

Aside

海人と一緒に原宿にデートに行ったその日、海人がプリクラ撮ろうと言い出し、プリクラ機に向かった。

いつもは妊娠してる私を気遣って、手を繋いで私のペースに合わせて歩いてくれるけど、海人はプリクラが大好きだから興奮状態で、私の手を引っ張って歩く。

海人「着いた〜！何のプリクラ機にする？」

「海人に任せるよ？」

海人「えっ、迷う！何にしよう？」

たくさんあるプリクラ機を一つ一つ見て、1番人気のプリクラ機に入った。

海人は慣れた手つきで画面パネルを操作する。

海人「もちろんカップルコースだよね〜」

海人はカップルコースを選び、その後は背景などを決め、プリクラ機の中に入った。

そして、プリ機の支持に従いながら撮影。

キスしたり、指ハートしたり、お互いのほっぺをムギュってつまんだり。

何ともカップルらしい撮影をした。

そして最後の1枚は、プリ機の指示を無視してオリジナルの撮影をすることに。

海人「A、俺の方向いて」

言われた通り、体ごと海人の方を向くと、海人はしゃがみ、少し膨らんできた私のお腹にチューをした。

パシャっとシャッターがなり、撮影は終了。

落書きブースへ移動した。

ここから落書き。

海人は特に落書きが好きで、ノリノリで次々と絵だったり文字を書いてる。

私は逆に落書きはちょっと苦手で、落書きしたのは1枚だけ。

後は海人が書いてくれた。

残り30秒の合図がなる。

落書きしてないのは2枚だけ。

海人「やばい、間に合わない」

焦ってる海人を、横から眺める。

海人「Aもやってよ〜！A、落書きした？」

「したよ？1枚」

海人「1枚だけ！？もう1枚やって！」

「じゃあ最後のオリジナルのやつやる」

海人「あ、それはダメ！俺がやりたい！じゃあA、指ハートのやつやって！」

「わかった」

しょうがないから、もう1枚落書きすることに。

何書こうか考えた結果、シンプルに『指ハート』と書いた。

海人が横から覗く。

海人「シンプル過ぎない？笑見たらわかるのよ、指ハートって笑」

「だって書くことないもん。あと1枚だけ？」

海人「あと1枚。先、印刷するとこに行ってて？落書き終わったらすぐ行く」

「わかった」

先に、印刷するとこに行って待つ。

しばらくして、海人も来た。