キンプリはパパ 32 (ページ42)

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百花side

そして、夜ご飯の時間に先生も帰ってきた。

佐藤「お邪魔します」

百花「おかえり！」

胡桃「パパおかえり〜！」

佐藤「ただいま」

岸「先生も夜ご飯食べるだろ？今用意するから待っててな」

佐藤「すいません、ありがとうございます」

パパが先生の分の夜ご飯を用意してる間、先生はベビーベッドにいる諒の元へ行った。

佐藤「諒。ただいま」

諒を抱っこする先生。

私の隣でご飯を食べてた胡桃は、それをじーっと見てる。

胡桃「んん···」

椅子から降りようとする胡桃。

百花「降りたいの？危ないから待って」

胡桃を椅子から下ろすと、胡桃は先生の後ろに行った。

先生は胡桃に背を向けてる状態だから胡桃の存在に気づいてない。

百花「先生。後ろ見て」

佐藤「ん？あれ？胡桃？笑」

先生は振り返り、いつの間にか真後ろにいた胡桃にビックリしてた。

胡桃「パパもりょうくんばっか···」

佐藤「そんなことないよ。ほら、おいで？」

先生はしゃがみ、諒を抱っこしてる反対の手を広げる。

胡桃は先生に抱きついた。

岸「先生、用意できたよ」

佐藤「あ、ありがとうございます。胡桃、一緒にご飯食べよう」

諒を抱っこしたまま、胡桃と手を繋いでテーブルにやってきた先生。

胡桃を椅子に座らせ、先生も胡桃の隣に座った。

佐藤「いただきます」

諒を膝の上に乗せたまま、ご飯を食べ始めた先生。

胡桃はもちろん嫉妬して、先生の膝を叩いてる。

佐藤「どうしたの？」

胡桃「なんでりょうくんだっこしてるの？」

佐藤「諒、抱っこしちゃダメ？」

胡桃「だめなの」

佐藤「何でよ、いいじゃん」

胡桃「だぁめ！」

百花「パパのこと大好きだもんね」

岸「やっぱり先生にも嫉妬しちゃうんだな、胡桃ちゃん。嫉妬深いとこ、ほんと百花にそっくりだ」

佐藤「たしかにそうですね笑」

岸「な！笑」

何か2人で共感し合ってる。