キンプリはパパ 32 (ページ5)

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デート＊海人パパページ5

海人side

1人目を妊娠中のA。

安定期に入ったから、久々のデートに向かうことに。

2階へ着替えやメイクに行ってるAをリビングで待ってると、Aが降りてきた。

「お待たせ」

海人「わっ！可愛い！俺がこの前買ったワンピース着てくれたの？」

これからお腹が大きくなってくるから、前に仕事終わりに服屋さんに行ってAのワンピースを買った。

「そう！これ着るの楽しみにしてたの！」

海人「めっちゃ似合うよ！可愛い！」

黄色いワンピースで、めっちゃ似合ってる。

海人「お腹大丈夫？苦しいとかない？」

「うん、ゆったりしてるから大丈夫！」

海人「よかった！じゃあ行こっか！」

「うん！」

そして、俺らは家を出てデートに向かった。

向かったのは、原宿。

Aと付き合ったのは高校生の頃からで、その時はよくデートでここに来たけど、高校卒業して以来来てないから、ほんと数年ぶり。

「久しぶりに来たね、原宿！」

海人「ね！ゆっくり探索しよっか！」

「うん！」

手を繋いでゆっくり歩く。

海人「わっ！チーズドッグだって！食べる？」

「食べたい！」

海人「食べよ！」

チーズドッグが売ってるお店を見つけ、チーズドッグをひとつ注文。

テラス席で食べる。

海人「A、先に食べな？」

「いただきます！」

Aが先にチーズドッグにかぶりつく。

海人「めっちゃチーズ伸びてるじゃん！美味い？」

「うん、美味しい！」

海人「ケチャップ、口の横についてるよ笑」

「え、どこ？」

そう言って、右の口の横についてるのに、左の口の横を触るA。

海人「逆逆笑」

俺は手を伸ばし、右の横についてたケチャップを指で掬いとり、ペロッと舐めた。

海人「美味い」

「ふふ、やめてよ笑」

海人「いいじゃん笑俺にもチーズドッグ食べさせて」

「あーんして」

口を開けると、チーズドッグを口元に持ってきてくれた。

がぶりとかぶりつく。

「ふふ、すごい笑チーズの伸び笑」

めっちゃチーズが伸びて、やっと切れて噛んで味わう。

海人「やばっ、うまっ！」

「おいしいよね！」

Aはまたチーズドッグをがぶり。

伸びるチーズと格闘するAが可愛くて、俺は写真を撮った。

Aはチーズに夢中で気づいてない。

こっそり俺は、待受画面に設定した。