キンプリはパパ 32 (ページ26)

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岸side

百花「おはよう、胡桃。じぃじ来てるよ」

胡桃「んぅ、、じぃじ、、？あっ、じぃじ〜！」

キッチンから胡桃ちゃんと目が合い、胡桃ちゃんはキッチンに走ってきた。

岸「おう、おはよう、胡桃ちゃん！よく寝てたじゃん！」

胡桃「アンパンマンのゆめみてた〜！」

岸「アンパンマンの夢見てたのか〜！幸せな夢じゃん！」

胡桃「じぃじ何してるの〜？」

岸「んー？みんなのお昼ご飯作ってるんだよ」

胡桃「くぅちゃんもおてつだいする！」

岸「お手伝いしてくれるの？優しいな〜、胡桃ちゃん。じゃあ、じぃじがボールに卵割るから、混ぜ混ぜしてくれる？」

胡桃「は〜い！」

ボールに3個卵を割り、次は胡桃ちゃんの番。

岸「じゃあ混ぜ混ぜして」

ボールを持って、胡桃ちゃんの前にしゃがむと、胡桃ちゃんは菜箸で混ぜ混ぜし始めた。

真剣な顔で混ぜる胡桃ちゃん。

だけど、混ぜる力が弱いから、全然卵が割れてない笑

岸「頑張れ頑張れ、胡桃ちゃん」

代わりにやってあげようかなって思ったけど、胡桃ちゃんの『やりたい』という気持ちを尊重したいから、俺は見守る。

数分かけて、やっと1個割れた。

岸「おっ、1個割れたじゃん。すごいなー、胡桃ちゃん」

胡桃「くぅちゃんすご〜い？」

岸「すごい。もう天才だよ、胡桃ちゃん」

そうべた褒めしてる間に、2個目も3個目も割れた。

いい感じに混ざってきた卵。

岸「よし、そろそろいいかな。ありがとね、胡桃ちゃん。じぃじ助かった。じゃあ、あとはじぃじに任せて。ママのとこ行っといで？」

胡桃「は〜い！ママ〜！」

ママのとこに走っていく胡桃ちゃん。

胡桃「じぃじのおてつだいしてきた〜！」

百花「お手伝いしてきたの？偉いね〜！」

胡桃「へへっ！」

ママに褒められて嬉しそう。

そして、お昼ご飯が完成して、3人で食べる。

岸「どう？胡桃ちゃん、美味しい？」

胡桃「おいしい！」

岸「よかった〜！まだ余ってるから沢山食べろよ？結構作っちゃったからさ、先生の夜ご飯にしてあげなよ。まだ先生、俺のチャーハン1度も食べたことないだろ？」

百花「そうだね。先生にも食べさせてあげたい」

岸「な。絶対喜んでくれるわ」

百花「めっちゃ自信満々笑」

そしてその後は、夕方まで百花の家でゆっくりした。