キンプリはパパ 32 (ページ13)

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梨愛side

体育の授業の中で一番大好きなのがバスケ。

ク「梨愛！シュートお願い！」

梨愛「こっちちょうだい！」

パスが来て、ゴールシュートへドリブルで向かう。

そして、ゴールシュートへボールを放ち、ゴールが入った。

ク「ナイシュ！梨愛！」

チームの女子たちとハイタッチ。

そのあとも2回シュートをし、他の女子もシュートを重ね、私たちの勝ちで試合は終わった。

敵チームと挨拶をし、体育館の隅に向かう。

その時、湊が私の元に近づいてきた。

湊「すごいじゃん、梨愛。めっちゃかっこよかった」

そう言って、私の頭をポンポンする湊。

「ふふ、いいの？敵をそんな褒めて笑」

湊「梨愛も俺のシュート見てめっちゃ喜んでたじゃん笑」

「ふふ笑ほんとかっこよかった、湊」

湊「ふふ、ありがとう。お疲れ、梨愛」

ハイタッチした。

そして、4時間目の国語の授業の時。

梨愛「いったっ、、」

お腹が痛くて、お腹を押さえて椅子に座ったまま蹲る。

すごい痛くて、かと思ったらスッと痛みが消えて。

忘れた頃にまた痛みが来て。

45分の授業の間に、5〜6回は痛みが来てた。

4時間目が終わり、次はお昼休み。

湊「梨愛！」

いつものように、湊が迎えに来てくれた。

お弁当箱を持って、湊くんの元に向かう。

湊「いつものとこ行こう」

梨愛「うん」

2人で手を繋いで行ったのは、中庭。

意外と誰もいなくて、校内で二人きりになれる唯一の場所。

石段に座り、お弁当を開く。

お弁当を食べてると、またお腹に痛みが来て、お弁当箱を置いてお腹をさすった。

梨愛「いったっ、、」

湊「どうした？大丈夫？」

梨愛「何かお腹痛くて···体育で動きすぎたからかな···？」

お腹を押さえて痛みに耐えてる私の背中を、湊くんがさすってくれてる。

1分近く続いた痛みは、またスっと収まった。

湊「大丈夫？保健室行く？」

梨愛「大丈夫、、ただの腹痛だと思うから、、」

湊「無理しないでよ？」

梨愛「うん、、」

この休憩の間にも、数回痛みが走った。