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紫耀side
「えっと、なんだっけ？」
紫耀「茉耶が運動会のかけっこの練習で1位とったんだって。朔久も2位とったんだって」
「そっか、すごいね、2人とも」
笑顔を見せながら、2人を交互に見る。
紫耀「運動会楽しみだよね。茉耶、朔久。みんなで見に行くから頑張るんだよ？」
茉耶「うん！」
朔久「かけっこ、1いとれるようにがんばる！」
紫耀「楽しみだよね、A」
「そうだね、楽しみ」
そう言うけど、Aの表情はなんだか暗い。
どうしたんだろう？
·
·
そして、子供たちを寝かしつけ、リビングに戻った。
Aは洗い物をしてた。
紫耀「子供たち寝たよ。稟桜も寝てる」
Aに近づきながらそう声をかけた。
「ありがとう」
紫耀「何かあった？」
「え、なんで？」
紫耀「いつものAじゃないからさ。元気がないから、何かあったのかなって思って」
「···ううん、何もない」
俯き、唇をかみ締めながらそう言うA。
Aのこの癖が泣く寸前の癖だってことは、もう小さい頃からAのことを知ってる俺には分かる。
俺はAの背中に手を添えた。
紫耀「一旦、洗い物終わりにしよ？話そう？」
Aが持ってた食器をシンクに戻し、Aの手についてる洗剤の泡を洗い流し、Aの手を拭いてソファに連れて行った。
紫耀「どうした？話せそうなら話して？」
「···大したことじゃないの。ただ、今日ね、夕方に華衣と稟桜連れてお買い物行ったの。途中、華衣が疲れたって座り出しちゃって、華衣が泣いて、つられて稟桜も泣いて、周りのお客さんが冷たい目で私たちを見て···で、怖い男性が、早く泣き止ませろって私たちを睨んできたの···」
ポロッとAの目から涙が零れた。
俺はAを横から抱きしめた。
紫耀「怖かったね。辛かったよね」
「ｸﾞｽｯ···ごめん、こんなことで···」
紫耀「こんなことじゃないじゃん。俺も今腹立ってるもん。その男もそうだし、誰もAに手を差し伸べたり優しい声をかけなかったりしなかったことに」
『大丈夫ですか？』って声を掛けるだけでもして欲しかったなって思う。
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このみ(プロフ) - まるさん» リクエストありがとうございます！書いてみますね！ (8月31日 19時) (
レス) id: 431cff37e1 (このIDを非表示/違反報告)
まる - ショックすぎてパニックになっちゃうみたいなお話お願いしたいです！ (8月31日 18時) (レス) id: 77f887ecca (このIDを非表示/違反報告)
まる - リクお願いします!茉耶ちゃん高校2年生で告白されて彼氏ができる。パパママには言いにくくて朔久くんだけには伝えて相談相手になってくれる朔久くん。ある日茉耶ちゃんの彼氏の誕生日でプレゼント何が良いかリビングで朔久くんと話してるところにパパが帰ってきて (8月31日 18時) (レス) id: 77f887ecca (このIDを非表示/違反報告)
このみ(プロフ) - みーにゃんさん» こちらこそありがとうございました！またリク待ってます！ (8月30日 19時) (レス) id: 431cff37e1 (このIDを非表示/違反報告)
みーにゃん(プロフ) - リク書いていただいてありがとうございますまだ何か思い付いたらリクさせていただきます (8月30日 19時) (レス) @page42 id: f0fa747bea (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：このみ | 作成日時：2023年8月20日 10時
