5 ページ31
岸side
Aが働く病院に着き、小児科に向かった。
ちょうど今、Aは小児科の担当。
受付の看護師さんに、Aを呼んで欲しいと頼むと、すぐ呼んでくれた。
待合室で待ってると、処置室にいたAが来た。
「ごめんね、どうしたの？」
岸「ごめん、百花が怪我しちゃってさ」
「え、怪我？」
岸「そう、顔と手と膝に怪我しちゃって」
「ほんとだ、すごい派手に怪我しちゃってるじゃん。どういった経緯でこうなったの？」
岸「保育園帰る時にさ、百花、靴を左右反対に履いちゃって。で、園庭歩き回ってる百花に、靴直すからおいでって呼んで、来る途中に石につまづいて転んだ」
「···なんか聞いても謎なんだけど。なんで靴を反対に履いてるの？」
岸「わかんねぇ。とりあえず、佐藤先生に応急処置してもらったけど、病院でちゃんとやって貰った方がいいかなって思って連れてきたんだよね」
「処置室、今空いてるからそこに入って」
岸「おう」
そして、処置室に入り、お医者さんからしっかり傷の手当てをしてもらった。
処置が終わって、お医者さんは出ていって処置室には俺とAと双子だけ。
Aは百花の前にしゃがんだ。
「百花。何でお靴反対に履いちゃったの？いつも間違えないで履けてるじゃん」
百花「だって···せんせいが···」
「先生？」
百花「せんせいが、おさんぽのときにね、『どういうおんなのこがすき？』ってきいたら、『おちゃめなこがすき』っていうから···」
「だからわざとお靴反対に履いたの？先生の気を引くために？」
百花「せんせいにみてほしかったの···」
まさかの理由に、俺とAは顔を見合せた。
岸「もう十分、百花の事見てくれてるじゃん、先生」
百花「たんないの！」
まだ求めるの？この子は。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 94人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
このみ(プロフ) - まるさん» リクエストありがとうございます！書いてみますね！ (8月31日 19時) (
レス) id: 431cff37e1 (このIDを非表示/違反報告)
まる - ショックすぎてパニックになっちゃうみたいなお話お願いしたいです！ (8月31日 18時) (レス) id: 77f887ecca (このIDを非表示/違反報告)
まる - リクお願いします!茉耶ちゃん高校2年生で告白されて彼氏ができる。パパママには言いにくくて朔久くんだけには伝えて相談相手になってくれる朔久くん。ある日茉耶ちゃんの彼氏の誕生日でプレゼント何が良いかリビングで朔久くんと話してるところにパパが帰ってきて (8月31日 18時) (レス) id: 77f887ecca (このIDを非表示/違反報告)
このみ(プロフ) - みーにゃんさん» こちらこそありがとうございました！またリク待ってます！ (8月30日 19時) (レス) id: 431cff37e1 (このIDを非表示/違反報告)
みーにゃん(プロフ) - リク書いていただいてありがとうございますまだ何か思い付いたらリクさせていただきます (8月30日 19時) (レス) @page42 id: f0fa747bea (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：このみ | 作成日時：2023年8月20日 10時
