キンプリはパパ 15 (ページ44)

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百花side

そしてお会計したあとは、デパートを出て隣のファミレスでパパたちとランチ。

岸「百花がママなんてなー。まだ信じらんないわ」

百花「ふふ、それさ、会う度にいつも言うよね笑」

岸「まず、佐藤先生と結婚したこと自体が信じらんないんだけど」

「たしかに。なかなかないよね笑保育園の時の先生と結婚するって」

岸「珍しいよな。だって言ってみれば禁断の恋じゃん」

百花「でもすごくない？再会って」

岸「すごい。しかも赤ちゃん出来てさ。先生、こんな百花だけどこれからもよろしくな」

佐藤「いえいえ、こちらこそです」

パパも先生のことを認めてくれていて、嬉しかった。

そしてみんなでランチを楽しみ、パパとママと別れた。

「体、大事にするんだよ？何かあったらちゃんと言ってね？」

百花「うん！」

岸「先生も百花のことよろしくな！」

百花「もうそれ2回目だよ、パパ！笑」

何回言うの笑

佐藤「任せてください」

頼もしい先生に私も安心した。

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そして夜。

夜ご飯を食べたあと、先生と私はお散歩。

お散歩はお産にいいって聞いたことあるから、最近は夜にお散歩してる。

佐藤「寒くない？大丈夫？」

百花「うん、大丈夫！」

先生と手を繋いで歩く。

赤ちゃん産まれたら、先生と手を繋いで歩くことも少なくなるのかなって思うと、ちょっぴり寂しい。

佐藤「赤ちゃん、動いてる？」

百花「うーん、今は動いてない。夜ご飯作ってる時はね、動いてたよ」

先生は一日に何回か『赤ちゃん動いてる？』と聞いてくる。

動いてると言うと、お腹に手を当てて声をかける。

今は動いてないから少し残念そう。

先生とゆっくり歩いてると、突然お腹が張って、途端に痛みが来た。

お腹に手を当ててしゃがみ込む。

百花「いったっ···」

佐藤「どうした？痛い？」

先生もしゃがみ、背中を摩ってくれる。

百花「急にお腹痛くなった···」

佐藤「前駆陣痛ってやつかな？」

百花「わかんない···」

次第に痛みは収まり、張りも収まった。

百花「ごめん、もう大丈夫」

佐藤「大丈夫？もう今日は帰ろっか」

百花「うん」

もうお散歩はやめて帰ることにした。

そして家に着いてすぐベッドに横になって休む。

それ以降は痛みはなんもなかった。