キンプリはパパ 15 (ページ18)

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百花ちゃんがママに＊優太パパページ18

長女結花(ゆいか)
次女夢花(ゆめか)
双子颯(はやて)＆百花(ももか)22歳
双子逞(たくま)＆和花(のどか)4歳

百花side

大学を卒業をし、先生と同棲を始めた。

先生にプロポーズをされ、結婚もした。

結婚してから、体の関係も持つようになった。

『大学卒業するまで体の関係にはならない』と先生の中で決めてたみたいで、先生はそれをずっと守ってくれた。

先生の職業である保育士は、忙しくてちょっぴりすれ違いではあるけど、でも休みの日は必ずどこかに連れてってくれるし、どんなに帰りが遅くなっても、どこかでご飯を食べるなんてことはなく、私の手料理を食べてくれる。

『百花ちゃんのご飯が、俺の疲れを吹っ飛ぶから』って。

結婚してさらに先生への『好き』が増して。

毎日幸せだった。

そして···

結婚して半年後、私のお腹に赤ちゃんがいることが分かった。

妊娠3ヶ月になるところだった。

月1が来てないことに気づいて、1人で病院行ってみたら、妊娠がわかって。

赤ちゃんが出来るってすごい嬉しいことなのに、喜ばしいことなのに、私は不安や怖さがあった。

先生にもすぐ報告できなかった。

両親にも···

報告しようと、何度も実家に立ち寄った。

だけど、勇気が出なくて言えなくて···

「···ん？どうしたの？」

ママの顔を見ると、不安が襲って言えない。

怒られたらどうしようとか、反対されたらどうしようとか。

百花「ううん、何でもない」

「何か最近、よく家に遊びに来るね。何かあったの？」

百花「···ううん、何もない。ただ遊びに来たかったから」

「そっか。先生とも上手くやってる？」

百花「うん。仲良しだよ」

ママは、よく心配をしてくれる。

その心配がさらに言いづらくなって。

結局この日も言えないまま、仕事が終わった先生が迎えに来てくれ、家に帰った。