キンプリはパパ 15 (ページ1)

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習い事＊紫耀パパページ1

娘茉耶(まや)6歳
息子朔久(さく)4歳

紫耀side

4歳になり、幼稚園に通い始めた朔久。

そろそろ習い事の一つでもさせてあげたいと、Aと俺は最近、習い事は何がいいかの話ばっかしてる。

紫耀「何がいいのかなー？習い事。茉耶も習ってるピアノとか？」

「ごめん、朔久にピアノってイメージない笑」

紫耀「たしかに笑じゃあ英語とか？」

「うーん、朔久には体動かす系の習い事して欲しいんだよね。男の子だからさ」

紫耀「じゃあバスケとか？サッカーとかバレーとか？」

「まだ早くない？」

紫耀「そっか···うーん、何がいいんだろ···あっ、ダンス！！」

俺も習っていたダンスを思い出した。

「あ、いいじゃん、ダンス！」

紫耀「いいよね！じゃあダンス習わせてあげよ」

「この辺、いいダンス教室あるかなー？」

紫耀「探してみるか」

「うん」

お互いスマホを取り出し、調べる。

「あ、ここいいよ。今、募集中だって」

Aがいいダンス教室を見つけたみたいで、その教室の画像を見せてくれた。

「見学もできるみたいだから、1回行ってみたら？」

紫耀「そうだね。家からも近いし。朔久と一緒に見学に行ってみよっかな」

とりあえず、見学行くだけ行ってみることに。

2日後。

早速、朔久と一緒にダンス教室へ見学しに行った。

年齢別にクラスが分かれてて、俺たちが見学することになったのは、朔久と同い年の子たち、計6人のクラス。

発表会があるみたいで、その練習をしていた。

その練習を、レッスン室の壁際に座って眺める俺ら。

課題曲は俺らも知ってる曲で、朔久は体をゆらゆらして音楽に乗りながら、ダンスを眺めてる。

紫耀「みんなすごいね、朔久」

小さな声で話しかけると、朔久は強く頷いた。

先生の指導も優しく、子供たちも真剣な顔して一生懸命踊ってて。

この教室、いいかもなって思った。