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岸side
岸「だってみんなで食べるんだから10個じゃ足りないよ？」
和花「じゃあおなじやつもういっこかってくる！」
岸「だからそういう問題じゃないんだよ。和花も作りたいんでしょ？たこ焼き。だから、お家で作るからその材料を買ってきて欲しいの」
和花「むりなのぉ···またまちがえちゃう···」
岸「じゃあメモ書いてあげるから。な？それ見ながらだったら間違わないだろ？」
和花「やだぁ···」
岸「嫌だ？」
もう心は折れちゃったよう。
岸「じゃあ逞だけ行く？」
逞「ぼくいってくる！」
岸「任せちゃっていい？買ってくるものわかった？」
逞「うん！たこやきこと、キャベツと、ソースとマヨネーズ！」
岸「そう！分かんなかったら店員さんに聞いてな？」
逞「うん！」
結果、逞だけ行くことになった。
逞はおつかいに行き、和花はリビングで体育座りして顔を埋めてる。
失敗したことが相当悔しかったのかな？
かと思ったら、突然立ち上がり、窓からお外を眺めて。
本当は、おつかいに行きたいんだと思う。
だけど、失敗を恐れて行けないんだろう。
そして数十分後。
逞が重い荷物を持って帰ってきた。
岸「お疲れ様、逞。ちゃんと買ってこれた？」
逞「うん！」
袋の下の辺は、重くて引きずっちゃったのかちょっと破れてて。
ほんとよく頑張った、逞。
買ったものをチェック。
岸「おっ、たこ焼き粉もキャベツもマヨネーズもソースも入ってる。完璧じゃん。···あれ？また惣菜のたこ焼き入ってるけど」
またまた10個入りのたこ焼きが出てきた。
逞「いちおうかっといたよ！」
この子達にとって惣菜のたこ焼きは必須なんだな笑
岸「でもよく頑張ったよ、逞。ハイタッチ！」
逞「いぇい！」
逞とハイタッチ。
すると、和花が泣きそうな顔で俺らの元に来た。
和花「たくまくんだけずるぅい···」
岸「何がずるいの？」
和花「のどかもいきたいもん···」
岸「おつかい？」
和花「うん···」
岸「もう逞は行ったから和花一人で行くんだよ？行けるの？」
和花「いけるもん···」
岸「ほんと？えーんって泣いて帰ってこない？」
和花「なかないもん···」
しょうがない。
和花にもチャンスあげるか。
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このみ(プロフ) - 読んでくれてありがとうございます！茉耶ちゃんにとっては寂しかったけど、お家で参観日できて、きっと茉耶ちゃんも楽しかったし嬉しかったと思います！ (2023年2月4日 3時) (
レス) id: 431cff37e1 (このIDを非表示/違反報告)
まる - 読みました!リクありがとうございます!仕方がないことだけど茉耶ちゃんからしたら悲しかったですね。パパの名案でお家で参観日気分味わえて良かったですね! (2023年2月3日 21時) (レス) id: e4bf28c29b (このIDを非表示/違反報告)
このみ(プロフ) - りーさん» リクエストありがとうございます！書いてみますね！ (2023年2月3日 4時) (レス) id: 431cff37e1 (このIDを非表示/違反報告)
りー(プロフ) - リクお願いします。大学の仲間との話を楽しそうにする百花ちゃん。前は女友達との話ばっかで安心してたけど、ちらほら優太パパのキャラに似てる男友達の話題を楽しそうに話す百花ちゃんに佐藤先生が分かりやすくヤキモチ妬いちゃうお話が読んでみたいです。 (2023年2月2日 10時) (レス) id: 49334b775f (このIDを非表示/違反報告)
このみ(プロフ) - りーさん» 読んでくれてありがとうございます！もう恒例の行事になってます！笑 和花ちゃんも、1回挫けちゃったけどもう1回頑張ろうと心を変えて、すごいですよね！百花ちゃんのおつかいはみんな忘れられない思い出ですよね！笑 (2023年2月1日 17時) (レス) id: 431cff37e1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：このみ | 作成日時：2023年1月19日 7時
