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海人side
仕事場の前に着き、建物を見るけど、電気がついてる部屋は一つもなくて。
海人「ここにはいないのかな···」
とりあえず、仕事場を出て、次はその付近を車で走らせて探した。
信号待ちに、スマホに着信音が入った。
見ると、奏音からだった。
海人「もしもし？どうしたの？」
奏音『今ね、僕、心配だったからママにメールしたの。そしたら返信きたよ』
奏音のスマホでママに連絡してくれたみたい。
海人「ママ、何だって？」
奏音『今、仕事場近くのファミレスにいるって』
海人「ファミレス？分かった。教えてくれてありがとね。今すぐ向かう」
奏音『うん。子供たちみんな食べ終わったから、みんなの事は僕に任せて』
海人「ほんとにありがとね」
電話を切り、ちょうど青信号になったから、車を走らせ、ファミレスに向かった。
駐車場に車を停めて店内に入って探し回ると、1番端っこのテーブル席にAが一人でいた。
近づき、Aに声をかける。
海人「A」
振り向いたA。
俺の顔を見た瞬間、Aの目からは涙が零れた。
俺はAの隣に座り、肩を寄せて頭を撫でた。
「ｸﾞｽｯ···」
海人「よしよし。大丈夫大丈夫」
どうして1人でここにいたのか、どうして泣いてるのか。
聞きたいけれどとりあえず今は我慢してAを落ち着かせた。
しばらくして、落ち着いてきたA。
注文したらしい飲み物をAは飲んだ。
海人「お家帰ろう、A。子供たちも心配してる。お家でゆっくり話聞くから」
「うん···」
海人「車、出口のすぐ近くに停めてあるから先に乗ってて？」
鍵を渡すと、Aは先に外に出て、その間に俺はお会計をして、俺も外に出た。
そして、車に乗り、家に帰った。
家に着いた頃には、もう夜の8時を過ぎてた。
キッチンには心音がいて、洗い物をしてくれてた。
海人「洗い物してくれてるの？ありがとね？」
心音「うん。ママおかえり」
「ただいま」
心音「彩音たちはお兄ちゃんが寝かしつけてくれて、もう、寝てるらしいよ。私ももう2階にいるね」
海人「うん、ほんとありがとね」
心音は蛇口を止め、2階へ行った。
リビングには、Aと2人きりになった。
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このみ(プロフ) - みーにゃんさん» 読んでくれてありがとうございます (2月4日 15時) (
レス) id: 431cff37e1 (このIDを非表示/違反報告)
みーにゃん(プロフ) - リク書いていただいてありがとうございます 言葉遣いは難しいですよね (2月4日 14時) (レス) @page48 id: f0fa747bea (このIDを非表示/違反報告)
このみ(プロフ) - かいちん♪さん» 読んでくれてありがとうございます！上の子達も気遣いができて優しいですよね！ (2月4日 11時) (レス) id: 431cff37e1 (このIDを非表示/違反報告)
かいちん♪(プロフ) - いつもありがとうございます！今回はなかなかヘビーなお話をお願いしたのに、要望にすべて応えてくださり、ありがとうございます！！上の子2人も弟妹の面倒を見ながらパパとママを気遣い、思いやりのある子たちだなと思いました。 (2月4日 9時) (レス) @page46 id: 2a201cd7c8 (このIDを非表示/違反報告)
このみ(プロフ) - せなさん» こちらこそありがとうございました！ (2月2日 18時) (レス) id: 431cff37e1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：このみ | 作成日時：2024年1月10日 20時
