2 ページ39
神side
車に乗り、いつもより速度を早めて高校へ向かう。
咲桜は助手席でおにぎりを食べてる。
神「また昨日、夜遅くまで友達と電話してたの？」
運転しながら咲桜に聞く。
咲桜「2時まで電話しちゃった」
神「2時まで電話してたの！？」
咲桜「だって楽しいんだもん、友達と話すの」
神「気持ちはわかるけどさ···」
高校でとても仲のいい友達が出来たようで、その子と最近は夜遅くまで電話してるらしい。
だから最近、寝坊が増えてしまった。
神「電話するなとは言わないけどさ、程々にしなよ？寝不足は体に悪いし」
咲桜「わかってる」
ほんとにわかってるのかな？と心配してるうちに、高校に着いた。
正門前に車を止める。
咲桜「おにぎりありがと！美味しかった！」
神「うん。サランラップ捨てとくから」
おにぎりを包んでたサランラップを受け取った。
神「行ってらっしゃい！勉強頑張ってね！」
咲桜「行ってきま〜す！」
咲桜は車から降り、歩きながら昇降口へ向かった。
神「走りなさいよ···笑」
咲桜が昇降口に入ったところで、俺は再び車を走らせた。
·
·
それから2週間後。
2日間泊まりのロケが終わり、お昼近くに東京に着いて家に帰ってきた。
靴を脱いだ時にふと下を見ると、咲桜の靴があって。
今日は水曜日だから学校あるはず。
なんで学校にいるべき時間に咲桜の靴が家にあるんだろう？と不思議に思いながら、荷物をリビングに置いた後、咲桜の部屋へ直行。
ノックをしてドアを開けると、咲桜の姿がやっぱりあって。
ベッドの中に潜り込んでスマホをいじってた。
神「ちょっと、咲桜！学校は？」
咲桜「今日は休む」
神「休むって、具合悪いの？」
咲桜「別にそうじゃないけど···」
言い淀む咲桜。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 71人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
このみ(プロフ) - みーにゃんさん» 読んでくれてありがとうございます (2月4日 15時) (
レス) id: 431cff37e1 (このIDを非表示/違反報告)
みーにゃん(プロフ) - リク書いていただいてありがとうございます 言葉遣いは難しいですよね (2月4日 14時) (レス) @page48 id: f0fa747bea (このIDを非表示/違反報告)
このみ(プロフ) - かいちん♪さん» 読んでくれてありがとうございます！上の子達も気遣いができて優しいですよね！ (2月4日 11時) (レス) id: 431cff37e1 (このIDを非表示/違反報告)
かいちん♪(プロフ) - いつもありがとうございます！今回はなかなかヘビーなお話をお願いしたのに、要望にすべて応えてくださり、ありがとうございます！！上の子2人も弟妹の面倒を見ながらパパとママを気遣い、思いやりのある子たちだなと思いました。 (2月4日 9時) (レス) @page46 id: 2a201cd7c8 (このIDを非表示/違反報告)
このみ(プロフ) - せなさん» こちらこそありがとうございました！ (2月2日 18時) (レス) id: 431cff37e1 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：このみ | 作成日時：2024年1月10日 20時
