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廉side
廉「もしかして、あれからずっと痛かったん？」
「うん···収まったり痛くなったり···ずっと耐えてたら、いつの間にか間隔が10分以内になってて···」
廉「そっか、ほんと気づけんくてごめん」
そして、電話を終えたお義母さんが戻ってきて、病院に来てということらしいので、みんなで病院に向かった。
病院に着くと、Aは診察室に入り、俺とお義母さんは廊下で待つ。
でもお義母さんは、帰ると言い出した。
義母「Aも廉くんと二人きりの方がいいと思うから。しっかり支えてあげてね」
廉「はい」
義母「産まれたら連絡ちょうだいね。じゃあよろしくね」
廉「任せてください」
お義母さんから入院バッグを受けとり、お義母さんは病院を後にした。
しばらくして診察を終えたAが助産師さんと一緒に出てきた。
やっぱり本陣痛だったみたいで、陣痛室に移動になった。
「あぁぁっ、、痛いっ、、」
廉「どこ痛い？」
「腰押して、、」
廉「OK、押すな」
ベッドに横向きになって寝てるAの腰を押す。
Aは深呼吸して必死に痛みに耐えていた。
·
·
朝までAは陣痛室で耐え、分娩室に移動したのは入院から6時間経ったときだった。
いきなり破水して、子宮口も全開になっていた。
「はぁはぁっ、、、んーーっ！！」
頭を上げて、必死でいきむA。
Aの頑張ってる姿に、何度も心を打たれた。
助「頭大きいからキツいね、ゆっくりいきもうね」
廉「頑張れ、A」
裂けないように、慎重にいきんでくA。
「はぁはぁっ、、、痛いっ！！！」
これまでも何度も叫んでいたAだけど、頭が出てくるときが叫んでいて痛そうやった。
助「休憩するよー、呼吸整えてね」
「はぁはぁっ、、廉っ、、」
不安そうな顔で俺を見上げるA。
俺はAの頭を撫でた。
廉「もうすぐで会えるよ、赤ちゃんに。楽しみ？」
「楽しみだけど怖いっ、、」
廉「怖いよな···隣におるから。俺の手、強く握っていいから。最後、一緒に頑張ろ」
そして、再び始まった陣痛。
Aは力強くいきみ、そして···
『オギャーオギャー！』
「生まれたっ、、」
元気に産声を上げる赤ちゃんが生まれた。
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このみ(プロフ) - みーにゃんさん» 読んでくれてありがとうございます (2月4日 15時) (
レス) id: 431cff37e1 (このIDを非表示/違反報告)
みーにゃん(プロフ) - リク書いていただいてありがとうございます 言葉遣いは難しいですよね (2月4日 14時) (レス) @page48 id: f0fa747bea (このIDを非表示/違反報告)
このみ(プロフ) - かいちん♪さん» 読んでくれてありがとうございます！上の子達も気遣いができて優しいですよね！ (2月4日 11時) (レス) id: 431cff37e1 (このIDを非表示/違反報告)
かいちん♪(プロフ) - いつもありがとうございます！今回はなかなかヘビーなお話をお願いしたのに、要望にすべて応えてくださり、ありがとうございます！！上の子2人も弟妹の面倒を見ながらパパとママを気遣い、思いやりのある子たちだなと思いました。 (2月4日 9時) (レス) @page46 id: 2a201cd7c8 (このIDを非表示/違反報告)
このみ(プロフ) - せなさん» こちらこそありがとうございました！ (2月2日 18時) (レス) id: 431cff37e1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：このみ | 作成日時：2024年1月10日 20時
