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紫耀side
異変に気づいたのは深夜のことだった。
ふと目が覚めて隣を見ると、そこに寝ているはずのAの姿がなかった。
紫耀「···A？」
ベッドから出て、Aを探しに行こうとした時、寝室のドアが開いた。
紫耀「A」
「あ、ごめん、紫耀···起こしちゃった？」
紫耀「ううん、どうした？大丈夫？」
「···うん、大丈夫」
嘘だ。
今一瞬、変な間があった。
紫耀「我慢しちゃダメだよ。ちゃんと言って？」
「···ちょっとお腹痛くて、」
紫耀「お腹？大丈夫？」
「うん···お肉、沢山食べたからかな···」
そう言った瞬間、Aは顔を歪ませ、お腹を押さえてうずくまった。
紫耀「A！大丈夫！？」
俺はAのそばに駆け寄ってしゃがみ、背中をさする。
「いったいっ···」
Aが押さえてるお腹を俺も触ると、いつもより張ってるように感じて。
紫耀「めっちゃ張ってんじゃん···」
臨月に入ってからAのお腹はよく張るようになり、俺も張る度にお腹を触るけど、今のお腹の張りは、今までのより比にならないくらい張りが強かった。
まさか、陣痛···？と思ってると、痛みが収まったらしく、Aは顔を上げた。
紫耀「大丈夫？」
「うん···」
紫耀「いつから痛かったの？」
「···ついさっき、」
紫耀「本当に？」
「···1時間前くらいから···。紫耀、起こしちゃ悪いなと思って1人でリビングで耐えてた、」
紫耀「起こしてよ。1人で抱えようとしないで？」
「ごめん···」
紫耀「とりあえず、体冷えちゃうからベッド入ろう？立てれる？」
「うん···」
立ち上がったAの背中に手を添えながら、ベッドに連れて行った。
紫耀「横になる？それとも座ってた方が楽？」
「横になりたい···」
紫耀「じゃあ横になろっか」
横になったAの体に毛布をかけた。
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このみ(プロフ) - みーにゃんさん» 読んでくれてありがとうございます (2月4日 15時) (
レス) id: 431cff37e1 (このIDを非表示/違反報告)
みーにゃん(プロフ) - リク書いていただいてありがとうございます 言葉遣いは難しいですよね (2月4日 14時) (レス) @page48 id: f0fa747bea (このIDを非表示/違反報告)
このみ(プロフ) - かいちん♪さん» 読んでくれてありがとうございます！上の子達も気遣いができて優しいですよね！ (2月4日 11時) (レス) id: 431cff37e1 (このIDを非表示/違反報告)
かいちん♪(プロフ) - いつもありがとうございます！今回はなかなかヘビーなお話をお願いしたのに、要望にすべて応えてくださり、ありがとうございます！！上の子2人も弟妹の面倒を見ながらパパとママを気遣い、思いやりのある子たちだなと思いました。 (2月4日 9時) (レス) @page46 id: 2a201cd7c8 (このIDを非表示/違反報告)
このみ(プロフ) - せなさん» こちらこそありがとうございました！ (2月2日 18時) (レス) id: 431cff37e1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：このみ | 作成日時：2024年1月10日 20時
