【 stxxx 】 最年長のひみつ 。【 桃 】【 小スカ 】

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キィ ､ と小さく扉の音が聞こえて
しばらくエゴサしてたスマホから目を上げる 。



り ｢ あれ？さとちゃん どしたの ｣



ちら と扉に目を向ければ
俯いてゆっくりリビングに入ってきたさとちゃん 。


声をかけても何も言わなくて ､
ふわふわの髪で表情も分からない 。




さ ｢ …… ｣

り ｢ … え？ ｣



ソファーに座る俺にゆっくりゆっくり近付いて隣に座ったかと思えば ､ くい と袖を引っ張られる 。



…… 行動の意図が全く読めない 。



さとちゃんは 心做しかいつもより弱々しく見えて ､ 声をかければ ようやく目が合った 。




り ｢ どうしたの？ ｣

さ ｢ …… っ ､ ｣




引っ張られた袖はそのままに ､
どこか元気のない彼の頭を撫でながら声をかける 。


そうすれば ､ 大きな目から
ぽろっ と涙が零れた 。




…… え ､ え ､ な ､ 泣いてる？？

お ､ 俺 なんかしたっけ ……！？




あわあわと戸惑う俺をよそに
ぽろぽろ涙を零すさとちゃんは しまいには ｢ っひぐ ､ ぅ ｣ なんて嗚咽まで漏らす始末 。




…… なーくん！！ジェル！！



このままでは埒が明かない と
2人に助けを求める 。


なーくん …… はいろいろ大変そうだから
ジェルでいいや 。←



空いてる方の手でさとちゃんを撫でながら
電話をかければ コール音すぐでジェルが出た 。



なんだこいつ 。暇か？ん？？

… いや 今はすぐ出てもらった方がありがたいか 。



じ ｢ はーい 莉犬？どしたん？ ｣

り ｢ 打ち合わせ中ごめん ､ 急にさとちゃん泣き出しちゃって …… ___ ｣



今のさとちゃんの様子を伝えると
ジェルが ふっ と笑った 。

おい 何笑ってんだ 。



じ ｢ それよくやるんよねぇ 笑 ｣

り ｢ ど ､ どうすればいいの俺は ｣

じ ｢ …… さとみのおむつ確認したって？ ｣




…… あ ､ そういうこと ､ なの？



えぐえぐ泣き続けるさとちゃんのお尻の方に
さりげなくそっと触れれば ほわぁ と伝わってくる温度 。




じ ｢ どう？違った？ ｣

り ｢ …… いや ､ 出ちゃってた … ｣

じ ｢ そやろな 笑 … あ ､ 失敗した後のさとみ めちゃめちゃ甘えてくるから ちゃんと甘やかしたってな ｣

り ｢ わかった … ありがと ｣




あまりにさとちゃんがいつも通りすぎて
おむつしてること忘れてたよ俺 …… 。



スマホを置いて
さとちゃんに向かい合った 。




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