ラピスラズリの深淵【イナイレ】１ (ページ8)

今日:7 hit、昨日:0 hit、合計:936 hit

5話ページ8

今日は確かレーゼが雷門に襲撃に行く日らしい。

雷門の実力を図るために、ラズリはレーゼ率いる『ジェミニストーム』のチームに足を運んでいた。

「ボクも連れていってよ、レーゼ」

レーゼも他のメンバーも、ラズリの急な登場に驚いていた。

…そんなに驚かなくっても。

「ら、ラズリ様っ！！？」

「ｱﾊﾊｯやだなぁ、レーゼ。「様」づけなんてしなくってもいいのに」

「い、いえ…しかし…」

「まあいいや。で、レーゼ？連れていってくれるの？くれないの？」

「いえ、ご一緒させもらいます！」

「連れて行く」ではなく、「ご一緒する」と言う言葉を使ったレーゼに対し、この上なく面白くて滑稽な感情になった。

「(上の者には逆らえない…全く、全員弱いくせによくそんな制度を作ったよな)」

「では、参りましょう」

「うん、そうだね」

「(雷門の実力、この目でしっかりと焼き付けておかないと)」