1話 ページ4
「集まりってなんだろうね、レーゼ」
逆立った赤毛を揺らす少年、グランは、隣にいた緑髪の少年レーゼに質問を投げかける。
「そうですね、グラン様。5人一気に呼ばれるなど、あまりないことですから…」
それに続くように、一歩後ろにいたデザームが呟く。
「エイリア皇帝陛下が私たちに何の用が…」
「ンなもん、�爛献Д優轡広瓩両旅罎�誰に与えられるか。だろ！」
「ﾌｯ それだったら、間違いなく私たち『ダイヤモンドダスト』だろう」
「ﾊｯ！ 俺たち『プロミネンス』に決まってるっ！！」
�爛献Д優轡広瓩両旅罎砲弔い童世辰討い襪函∩阿�らグランが圧をかける。
「バーン、ガゼル。くだらない話ばっかりしてないで、早く父さんのところに行くよ」
「ア"ア"！？くだらないだと！？」
「グラン。君は随分と余裕そうだね」
「当たり前じゃないか。僕たち『ガイヤ』…いや、僕たちが『ザ・ジェネシス』なんだから」
「ﾁｯ 相変わらずウゼー奴」
「そこに関しては君と同感だよ。バーン」
相変わらずの余裕っぷりを見せるグランに、少なからずガゼルは苛立っていた。
…もっとも、バーンはそれを隠そうとはしなかったが。
なんやかんやでいがみ合っていると、父さんが待っているであろう部屋のドアをノックした。
「ガイヤ、プロミネンス、ダイヤモンドダスト、イプシロン、ジェミニストームキャプテン。
…全員、集まりましたね」
「「「「「はいっ！」」」」」
集まったのは、先程言われた5チームのキャプテンだけ。
5チームのキャプテンが勢ぞろいで呼ばれることなんて滅多にないことだったので、みんなｿﾜｿﾜしているのが受け取れる。
「あなた方に、紹介したい人物がいるのです。
そのために今日、ここに集まってもらいました」
「入ってきなさい」
父さんが言うと、上から青毛の少年がおりてきた。
「はいはーいっ！5チームのキャプテンさんはじめましてっ！
僕は【ラズリ】。エイリア学園、マスターランクチーム『ラビリンス』のキャプテンだよっ！」
＿＿＿＿僕たち五人全員、この言葉に驚きを隠せなかった。
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作者名：Raito21 | 作成日時：2019年3月3日 20時
