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授業134 ページ40

理事長「ダメだよ暴力は。人の心を…今日の空模様のように荒ませる」

道開けんな。頼むから


理事長「これで拭きなさい。酷い事になる前で良かった。危うくこの学校にいられなくなる所だったね。君が」

膝を水につけてハンカチを渡す


理事長「御影さん、元気そうで何よりだ」

貴方「はは、これで元気に見えるなら眼科をオススメしまーす」

理事長「おもしろいね。…じゃあみなさん足元に気をつけて。さようなら」

永遠に目の前に現れないで


土屋「…嫉妬して突っかかって来るなんて、そんな心が醜い人とは思わなかった。二度と視線も合わせないでね」

貴方「言われなくても合わせねぇよ。さっさと帰れ」

土屋「ヒッ…」

俺がいるってこと忘れてんの?マジ殴るよ?


杉野「前原!へーきか!?」

前原「お前ら…見てたんかい」

貴方「ごめん。蹴られる前に助けられなくて」

前原「大丈夫…上手いよな、あの理事長。事を荒立てずかといって差別も無くさず。絶妙に生徒を支配してる」

杉野「そんなことよりあの女だろ!とんでもねービッチだな!

いやまぁ…ビッチならウチのクラスにもいるんだけど」

潮田「違うよ。ビッチ先生は職業(プロ)だから…ビッチする意味も場所も知ってるけど、彼女はそんな高尚なビッチじゃない」

ビッチってそんな真顔で話すものだっけ…?


前原「…いや、ビッチでも別にいーんだよ」

潮田「いいの!?」

苦笑いしながら立たせ、
ひなたが渡したタオルを受け取る


前原「好きな奴なんて変わるモンだしさ。気持ちが冷めたら振りゃあいい。俺だってそうしてる」

随分と中三で達観してるんだな…

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作者名:doryi☆ | 作成日時:2017年8月13日 22時

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