ライブ129 ページ35
貴方「ごめ、ん…零…」
零「大丈夫じゃよ。Aの心の内が聞けたしのう」
貴方「何それ…」
どれほど泣いたか自分じゃわからなかった
でも、涙がもう出ないのはわかった
天祥院「A!」
貴方「…英智?」
英智は俺の腕を引き自分の方に寄せた
無理やり零から剥がすように
零「おっと、今頃登場かえ?皇帝さん…♪」
天祥院「……」
な、なんか睨み合ってるんだが…
すると、英智は俺を引っ張り歩き始めた
貴方「えっ?…あ、零ありがと!」
零「いつでも相談にのるぞい」
貴方「うん!」
英智に連れてこられたのは屋上だった
なんだろ、と思ってたら今度は英智に抱きしめられた
天祥院「…さっきはごめん」
貴方「え?」
今、なんて…
天祥院「…Aを心配してるんだ。本当に。君はいつも自分より他人を優先して我慢をしてしまう。ファン、生徒、友人の為…今までどれほどしてきたのかわからないほどね
けど、君はアイドルである前に一人の女の子なんだ。…僕はね?心配なんだ。いつ壊れてもおかしくない状況にいる君が
…Aはいつも溜め込みすぎだ。その小さい体に。もっと周りを頼ってくれ。何があっても僕達…僕は、Aの味方だから」
貴方「……」
バカだな、俺
こんなに想われてんのに、何言ってんだろ…
貴方「…俺もごめん。…ありがとう」
天祥院「僕こそ、本当にすまなかった」
貴方「でも、小さいは余計かな」
天祥院「この学院じゃそうだろう」
貴方「みんながでかいだけ」
天祥院「はいはい」
貴方「……」
その後は生徒会や泉にも謝って
今回のことは事なきを得た
…泉が泣きそうだったのは秘密な?
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作者名:doryi☆ | 作成日時:2017年8月13日 22時