授業５７ 浅野side ページ11
理事長にとある女性を任された
御影A。E組の臨時講師だ
ただ、少し気になることがある
浅野｢あの｣
貴方｢ん？｣
彼女は少し驚いていてこっちを見た
浅野｢集会でなぜあのようなことを？｣
貴方｢私は思ったことを言っただけ。人の価値観なんてそれぞれでしょ｣
浅野｢……｣
人の価値観、か
いや、そんなことはどうでもいい
僕が言いたいのは…
浅野｢…E組の肩なんか持って、何が楽しいんですか？｣
E組なんか、落ちこぼれ以外の何者でもないのに
彼女は少し考えると口を開いた
貴方｢さぁ？なんでなんだろうね｣
浅野｢は？｣
貴方｢私も最初はやる気無くって。でも1ヶ月近くいるとな〜んか湧いてきちゃうんだよね。愛情ってやつ？問題児ばっかだけどw｣
僕はその場に立ち止まってしまった
貴方｢……？｣
なんで…なんで…
浅野｢愛情なんて、他人に湧くんですか…？｣
ただただ疑問だった
愛情って他人なんかに湧くものなのか、と
すると彼女は僕の頭を急に撫でまわした
浅野｢っ！？｣
な、何を…っ！
貴方｢なぁに言ってんの。君ももう私の可愛い可愛い生徒だよ(ﾆﾋ｣
浅野｢え…｣
自分でも顔が赤くなったのがわかった
貴方｢さて、私は戻るね。テスト週間はよろしく。じゃあね、秀ちゃん｣
浅野｢…は？秀、ちゃん？｣
さっさと彼女はE組の方に戻っていた
撫でられた感触がまだ残ってる
浅野｢………｣
貴方を、正式にA組に引き込むことは可能ですか？
って…
浅野｢何を言ってるんだ僕は…｣
―――
浅野君のキャラわかんない…( ；∀；)
ひぇぇぇ…( ；∀；)
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作者名：doryi☆ | 作成日時：2017年8月11日 1時
